2.宮城県仙台市地域金石文調査

一七年三月一四日より一五日まで、宮城県仙台市地域に出張し、金石文(板碑)史料の調査・拓本採取を行った。本調査は、画像史料解析センター「金石文拓本史料の整理と公開」プロジェクトの一環としてかつて行った同地域の補足調査として、金石文拓本サンプル採集を行ったものである。悪天候の中予定をすべて完了することができなかったが、採取した拓本は左記の通りである。なお、本調査には画像史料解析センター非常勤職員太田まり子が同行した。また、埼玉県埋蔵文化財調査事業団の村山卓・砂生智恵両氏にご協力いただいた。記して感謝したい。
一、仙台市宮城野区岩切羽黒前
   キリーク         正応二年三月一九日
(菊地大樹)

『東京大学史料編纂所報』第52号