東京大学史料編纂所

43.上司文書の調査・撮影

二〇一五年一二月一五日より一七日まで、山口県防府市において上司文書の調査・撮影を行った。同文書は周防国衙候人上司家の伝来文書であり、鎌倉時代より明治にいたる。防府地域の中近世史料としてはもちろんのこと、鎌倉時代以来、知行国・造営料国として東大寺と関係があったことに由来して、東大寺とのやりとりを示す史料も多数含まれる。中近世東大寺史としてもまた貴重な史料である。すでに本所では、謄写本・影写本としてその複製本を所蔵しているが、今回改めてご所蔵者の許可を得て調査・撮影を行った。目録などについては、すでに謄写本・影写本のものが本所ユニオンカタログデータベースにあり、これに譲る。ご所蔵者ならびにご紹介の労をおとりいただいた真木隆行氏(山口大学)に感謝申し上げる。
(小瀬玄士・堀川康史・遠藤基郎)


『東京大学史料編纂所報』第51号