東京大学史料編纂所

41.林原美術館所蔵古筆資料の調査・撮影

 二〇一四~一五年度共同利用・共同研究拠点一般共同研究課題「『隠心帖』を中心とする古筆手鑑の史料学的研究」(研究代表者・鶴見大学文学部准教授・久保木秀夫氏)により調査研究を進めている林原美術館所蔵古筆資料につき、二〇一六年三月二十二・三日、主要な資料のデジタル撮影を行った。現在、史料編纂所図書室で画像閲覧に供している資料は以下のとおり。
書跡-387 古筆手鑑〔日本古筆手鑑〕 一帖
書跡-388 古筆手鑑「世々の友」 *重要美術品 一帖
邦画-252 古筆手鑑「聖者之手鑑」 一帖
書跡-488 「古筆臨模聚成」(光政様御筆 古筆写巻物) 四巻
書跡-365 大塔宮護良親王御筆 巻物 *往来物手本 一巻
書跡-376 六首和歌 *伝定家筆新古今和歌集切 一幅
書跡-377 色紙   *紹巴切(定家筆後撰和歌集)模写 一幅
書跡-416 千利休自筆書状 正月二日 一幅
あわせて、研究代表者の久保木氏、共同研究員の文部科学省教科書調査官・舟見一哉氏とともに、藤原が同館蔵古筆手鑑に関する新知見の記者発表を行った(株式会社林原プレスリリース二〇一六年三月二十二日)。この間、学芸課長・浅利尚民氏には種々お世話になり、館長・谷一尚氏はじめ関係各位にご高配賜ったことを深く御礼申し上げる。拠点の共同研究としては二〇一五年度で終了したが、個別の成果発表は引き続き進めてゆく予定である。
(尾上陽介・小瀬玄士・藤原重雄)


『東京大学史料編纂所報』第51号