東京大学史料編纂所

48.小豆島所在大坂城石垣普請関係史料の調査・撮影

 二〇一五年三月一八日から二一日まで、大坂城石垣普請関係史料の調査・撮影を目的に、香川県小豆郡土庄町(小豆島)に出張し、同町の「笠井文書」および「三宅文書」の調査・撮影を行なった。「笠井文書」は、「石」と分類された大坂城石垣普請用の石材関係史料四〇点、「浦」と分類された漁村関係史料八五点を始めとして、全体で五〇〇点余を数え、小豆島絵図等の絵図も多数含まれている。小豆島に石切丁場を持っていた大名や大坂城作事奉行等の発給文書、切出したのち島に残された「残石」の扱いに関わる史料を始めとして、ほぼ全点を撮影した。「三宅文書」は二〇点余であるが、石材の江戸廻し関係の史料や「残石」の扱いに関する史料が含まれており、全点を撮影した。
 調査・撮影に際してお世話になった笠井家・三宅家の皆様、および「笠井文書」の撮影場所を提供していただいた土庄町教育委員会には感謝申し上げたい。また、本調査は徳島文理大学文学部教授橋詰茂氏と共同で実施した。調査全般に亙り、ご協力いただいた橋詰氏には謝意を表したい。
(佐藤孝之・小宮木代良・及川 亘)


『東京大学史料編纂所報』第50号