東京大学史料編纂所

17.三重県下中近世史料調査

 二〇一四年一二月五日~九日、三重県下中・近世史料の調査・撮影を行った。今年度の調査地点は津市・伊勢市・伊賀市である。史料所蔵者各位および調査に立ち会われた各位、御協力いただいた学習院大学史料館、ならびに三重県環境生活部文化振興課県史編さん班にあつく御礼を申し上げたい。以下に調査先および調査・撮影史料の目録を掲げる。
津市教育委員会 津市
津市教育委員会所蔵文書
一、三月二三日      藤堂高虎書状 (掛幅装)一通一幅
〔岡本文書〕
 藤堂藩士岡本家伝来の文書。( )内は「岡本家資料目録」の整理番号。
一、文禄三年九月朔日   大膳某知行方目録(A-20) 一通
一、元和二年一二月二八日 藤堂高虎黒印状(A-24-1) 一通
一、元和二年一二月二八日 藤堂高虎黒印状写(A-24-2) 一通
   ○右の文書の写。
一、元和二年一二月二八日 藤堂高虎判物写(A-30) 一通
一、元和九年極月一一日  藤堂高虎御使連署書付(A-31) 一通
一、元和九年一二月二八日 藤堂高虎黒印状写(A-32) 一通
一、卯月九日       藤堂高虎書状(A-67-3) (折紙)一通
一、七月四日       藤堂高虎書状(A-67-2) (折紙)一通
一、一二月二一日     藤堂高虎書状(A-67-1) (折紙)一通
一、一二月二四日     藤堂高虎書状(A-26) (折紙)一通
一、八月一八日      岡本五郎左衛門大坂夏陣戦功覚(A-27) 一通
一、(年月日未詳)     五郎左衛門大坂夏陣戦功覚土代(A-28) 一通
一、(年月日未詳)     中小路伝七大坂夏陣戦功覚(A-29-1) 一通
一、(年月日未詳)     堀伊介大坂夏陣戦功覚(A-29-2) 一通
一、由緒書控 元禄一六年三月晦日(A-165-2) (袋綴装仮綴)一冊
伊勢市朝熊町自治会 伊勢市
伊勢市朝熊町有文書
 朝熊町伝来の文書。永正五(一五〇八)年を最古とし、総数は約五万点。
三重県史と伊勢市史との合同調査による『三重県史資料調査報告書二五・伊勢市史史料調査報告書 三重県伊勢市朝熊町有文書調査報告書 上・下巻』(二〇一二年三月)が刊行されており、元和期以前の文書は、『三重県史 資料編 中世2』(二〇〇五年)および『三重県史資料叢書6 資料編 中世2 補遺Ⅰ』(二〇一二年)に翻刻紹介されている。前年度の予備調査を踏まえ、元和期以前と思しき文書を対象として、前掲『調査報告書』の史料番号順に調査・撮影を行った。次年度以降も継続調査の予定。
大村神社
秋永文書
 大村神社旧社家秋永家伝来の文書。
一、大村宮御祭礼人数之事 天正二〇年霜月一日 (横帳紙縒仮綴)一冊
一、祭礼頭人帳 寛永元年 (横帳紙縒仮綴)一冊
一、御祭当営之帳 元禄九年霜月朔日 (横帳紙縒仮綴)一冊
一、御祭営積米差引帳 明和九年霜月吉日 (横帳紙縒仮綴)一冊
一、御祭株帳 享和三年霜月朔日 (縦帳紙縒四ツ目綴)一冊
一、御祭営株帳 天保一四年一一月朔日 (縦帳紙縒仮綴)一冊
(山家浩樹・末柄 豊・渡邉正男)


『東京大学史料編纂所報』第50号