東京大学史料編纂所

50.鹿児島県日置市吉利小学校所蔵史料の調査・撮影

二〇一四年一月二二日~二四日に、日置市吉利小学校において同校所蔵史
料の調査・撮影を行った。同小学校は近世の領主小松氏の支配拠点、吉利仮
屋と、それに続く吉利村役場の跡地に設立されたため、近世・近代の行政文
書が大量に残されている。今回の調査においては、中性紙封筒・同箱を用い
て史料保全を図ったうえで、目録を作成した。また近世・維新期の史料につ
いてはあわせて撮影を実施した。吉利地区は、史料編纂所が所蔵する「薩摩
国日置北郷中分絵図」の故地であるため、科学研究費「画像解析と歴史・地
理情報の高度活用に基づく荘園絵図の総合的研究」(研究代表 榎原雅治)
にて重点調査を継続している。撮影史料については左のとおりである。
①享保九年辰七月 田畠幷上木損地改帳
②享保十一年七月十七日 薩州日置郡御検地竿次帳
③天保十五年十月六日 吉利園林寺校割帳
④天保十三年四月十日 吉利内諸寺校割帳
⑤明治七年八月 日置郡吉利吉利村永損地改帳
⑥明治七年八月 高調帳
本調査にあたっては、日置市教育委員会の瀬戸口和彦氏にご高配をいただ
いた。記して感謝申し上げたい。
(小瀬玄士・畑山周平・守田逸人・井上 聡)


『東京大学史料編纂所報』第49号