東京大学史料編纂所

25.仁和寺所蔵史料(御経蔵)の調査・撮影

二〇一三年一一月二七日から二九日まで、及び二〇一四年三月二四日から
二六日までの期間、総本山仁和寺(京都市右京区御室大内三十三)を訪れ、
御経蔵第第七六箱から第八〇箱までを調査し、それぞれデジタルカメラによ
る全文撮影を行った。参考までに、同梱される「奈良国立文化財研究所作成
目録」に加除を施した略目録を左に掲げる。今回は、紙幅等の関係から、第
七六箱を対象とした。「仁和寺御経蔵所蔵守覚法親王著作略目録」(阿部泰
郎・山崎誠氏編『守覚法親王と仁和寺御流の文献学的研究』資料篇・仁和寺
蔵御流聖教、勉誠社、一九九八年)、また、特に文書については、横内裕人
氏「仁和寺と大覚寺─御流の継承と後宇多院─」(同上論文篇、横内『日本
中世の仏教と東アジア』塙書房、二〇〇八年、再録、横内論文と略す)を参
照した。『 』は朱筆、法量の単位センチメートルは省略。
仁和寺御経蔵御七十六(密要鈔)略目録
一 後光台院御室(静覚)消息(「明応七」/十二月廿九日)一巻(一通三紙)、
真光院僧正御房宛
(表紙)藍絹地後補、貼紙外題「〈密要鈔一合納〉後光台院御室御消息〈三
国相承/宗人(ママ)事々〉」
(懸紙ウハ書)「真光院僧正御房 (花押)」、三五・一×五〇・四
(本紙)「三国相承之宗大事、道之/秘決」、三四・九×五〇・二
(裏紙)切封墨引跡、三五・五×五〇・三
(奥書)「後光台院御室〈静ー覚〉御消息也、/一巻〈三紙〉」
(包紙一ウハ書)「〈密要鈔一合納〉/御室御消息〈三国相承宗大事〉」
(包紙二ウハ書)「後光台院御消息一巻」
二 消息案 一巻(三通二紙) 横内二〇〇八・八九~九一頁
(包紙ウハ書)「消息 一巻 〈国師大僧正/真跡〉」、紙継目黒印
(端裏書)「御灌頂無為事 進御室□□ 応永三八七」
(備考)現状糊離れ、中間料紙を欠くか、袖朱長方印「仁和寺/真光院」、
奥紙継目に朱長方印「真光院」あり、中間料紙を欠いた後に押印するか
㈠正月廿三日金剛性(後宇多法皇)書状案
(本文書出)「両壇授与之儀、無一事違乱果遂之/条」
㈡正月廿五日金剛性(後宇多法皇)書状案
(本文書出)「其後甚雨、弥両日晴天添気味候、」
以上二通一紙(三一・〇×四九・〇)、ただし、奥に他の書状案の尚々書
が記されているか
㈢正月廿三日 禅助書状案(一通一紙)、三一・〇×四九・〇
(端裏書)「□□案」
(本文書出)「両壇御授与無為、如被思食令果遂御候、」
三 尊法作法目録 一巻(四紙) 墨界、朱点、朱注
(包紙ウハ書)「尊法作法目録」 
四 密要鈔新納目録 一通
(末尾)「寛永八年六月吉辰見定之、」
(紙背)「〈四度次第箱内〉外題夫々見分可押付之」
五 前大僧正禅信書状(寛正五年十二月廿五日) 一通(一通三紙)
(包紙ウハ書)「〈密要鈔一合内〉禅信僧正状〈御流方等事/寛正五十二廿
二〉」
(懸紙ウハ書)「法印御坊 前大僧正禅信〈上〉」、四四・一×三一・八
(本紙)「御流大事等、自故/宮被仰付候処」、三一・九×四五・七
(差出書)「前大僧正禅信(花押)」
(裏紙)白紙、三一・九×四五・七
六~七 一結、包紙ウハ書「〈『密要鈔一合内』〉准后御置文案一紙/後光台
院御書案一紙〈尊海僧正筆〉」
六 准后法助置文案(宝治二年潤十二月十九日) 一通(一通一紙) 三一・
三×四六・六
(端裏書)「准后置文案」
七 後光台院御室書状案(明応六年十二月晦日) 一通(一通一紙) 斐紙、
二四・六×二六・五、真光院法印御房宛
(端裏書)「後光台院御室御書案」
(本文書出)「三国相承宗大事、道之/秘決」
(備考)「〈明応六(×四)〉十二月晦日」
八~九 一結、包紙ウハ書「〈『密要鈔一合納』〉高雄御所被遣真光院僧正御
消息写」
八 高雄御室(性仁)書状案 一通(一通一紙)真光院僧正宛、三一・八×
四五・八、横内論文・七〇頁
(端裏書)「高雄御室被遣真光院国師僧正御消息案」
(本文書出)「累代相承之宗大事、道/秘決」
九 高雄御室書状案 一通(一通一紙)真光院僧正宛、三七・三×五二・二、
八と同文
(端裏書)「高雄御室被遣真光院国師僧正御消息案」
(奥書)『後光台院〈静覚〉御写又/写之了、』
一〇 禅助書状(正和三年二月廿一日) 一巻(一通三紙) 中納言法印御房
宛、装丁一と同、貼紙外題「〈密要鈔一合納〉/国師僧正消息〈御流御
相承大/事間事〉」、奥補紙あり。横内論文・八四・八五頁
(包紙ウハ書)「〈密要一合納〉/〈正和三年〉/国師僧正消息〈御流御相
承/大事間事〉」
(懸紙ウハ書)「中納言法印御房 禅助〈上〉」、三四・五×五一・九、貼
紙「真光院国師僧正筆」
(本紙)「御流大事之内、正/統一人之外」、三四・五×五二・二
(裏紙)「〈正和三年〉二月廿一日 禅助〈上〉(花押)」、三四・二×五二・

一一 大事等伝受事(嘉元二年八月七日) 一巻(一通三紙)、装丁一と同、
貼紙外題「〈密要鈔一合納〉大事等伝受事」、横内論文・六七~六九頁
(包紙ウハ書)「〈嘉元二〉大事等伝受事/〈密要一合納〉」、紙背「大事等
伝受事一巻」
(端裏書)「大事等伝受事〈嘉元二年八月至九日注之、〉」、三一・八×①四
九・三+②四九・八+③四九・五、切封墨引跡
(本文書出)「嘉元二年八月七日御流第三重/」
一二 宝珠箱所入之品々目録 一巻(六紙)、関白藤原兼実筆目録写・僧正
勝賢宝珠事注進状写(建久三年四月十日)、天地墨界
(包紙ウハ書)「〈密要一合納〉宝珠箱所入之品々」
(端裏朱書)『仁和寺』
(奥書)「〈御本記云、〉建久六年八月一日、為 中宮御産御祈、予/勤修
如法愛染王法、勝光明院宝蔵如意宝/珠奉渡之、〈勅使蔵人小〔少〕将/公定、〉
八角朱漆筥内有目/録〈継檀紙四枚書之、/関白自筆、〉、銀筥内有書
状〈累檀紙二枚書之、/勝覚自筆、〉、二日、/関白以消息可披閲由被示、
仍取出見了、書/写之、/手自校合了、」
一三~一四 一括、包紙ウハ書「国師大僧正消息〈御秘書事〉一巻/常瑜伽
院御室御記〈徳治三年〉一巻〈内成助消息続之〉/密要鈔一合納」、紙
背「二巻/国師僧正状/常瑜伽院御室御記等」
一三 常瑜伽院御室寛性御記 一巻(一通一紙)、三三・〇×五二・五、装
丁一と同、横内論文・七三・七四頁
(包紙ウハ書)「〈密要一合納〉/常瑜伽院御室御記 一巻/〈徳治三年正
月十一日〉」
(表紙)貼紙外題「〈密要鈔一合納〉常瑜伽院御室御記」
(末尾)「徳治三年正月十三日記之、可破却者也、/金剛弟子寬性(花押)」
(奥補紙墨書)「常瑜伽院御室御記也、」
一四 禅信書状(嘉元四年五月廿二日) 一巻(一通二紙)、三二・五×①五
〇・七+②五〇・五、装丁一と同、横内論文・七二・七三頁
(包紙ウハ書)「〈密要抄一合納〉/国師大僧正消息〈御秘書事〉」
(表紙)貼紙外題「〈密要鈔一合納〉国師僧正消息〈御秘書事〉」
(本文書出)「御秘書一結進上之/候也、」
(末尾)「嘉元四年五月廿二日 禅助︿上﹀(花押)」
(奥補紙墨書)「真光院国師僧正筆/一巻二紙」
一五 法深・禅信連署三重大事伝授状(寛正五年十二月廿六日) 一通(一
通一紙)、三一・二×四四・五
(包紙ウハ書)「〈『密要鈔一合内』〉/三重大事々〈後光台院禅信両判/寛
正五十二廿六〉一紙
(貼紙)「後光台院様」
(本文)「三重大事奉伝受/前大僧正之状如件、」
一六 成助置文(年月日欠) 一通(一通一紙)、三三・四×五一・三
(包紙ウハ書)「〈『密要抄一合内』〉/御流大事一ヶ条事〈成助僧正筆〉一
紙」
(書出)「故僧正平生之時申置候一ヶ條/事」
(奥裏書)「成ー助僧正筆」
一七 深秘〈大永五七廿記之〉 一通(一通一紙)、三五・〇×五一・三
(包紙ウハ書)「〈『密要抄一合納』〉/深秘〈厳御之記〉一紙」
(端裏書)「(別筆朱書)〈『密要抄一合納』〉/深秘〈大永五七廿日記之、〉」
(奥裏書)「此儀雖非可置記之、為後生記之、有其恐ゝゝゝ、/沙門(花押)
(覚道法親王カ)」
(端書)「此大事 後白川院御代始而被申入之歟、」
一八 御流置文(徳治三年正月十一日) 一通(一紙)、三三・〇×五〇・八、
横内論文・七三頁
(包紙一ウハ書)「一流書置文〈徳治三〉一通〈裹紙一枚〉」
(包紙二ウハ書)「『〈密要鈔一合納〉』/(別筆)御流置文事/真光院□□
□」(反故を転用せるか、紙背に墨・朱点あり)、五一・〇×三〇・九
(本文書出)「徳治三年正月十一日/一流重書等伝受之、」
一九 書状案 一巻(二通二紙)、装丁一と同、横内論文・八四・八五・
八六頁
(包紙一ウハ書)「〈密要鈔一合納〉/常瑜伽院御室御記〈内一巻末禅助僧〻〻〻〻〻〻〻
正〻/ 修□□□□〻〻〻〻〻〉二〻一)巻」
(包紙二ウハ書)「御室御筆/弘化二乙巳年奉迎五百回御忌、営如方之/
法莚之砌、安尊号一軸之傍、奉供養之了、為/後資、記之者也、/孟秋
廿九日(花押)」
(表紙)貼紙外題「〈密要鈔一合納〉/常瑜伽院御室御記〈幷〉国師僧正
消息写」
㈠常瑜伽院御室御記(正和三年三月十三日) 三四・〇×五二・〇、文中
に貼紙「後宇多院」あり、
㈡禅助書状案(〈正和三年〉/二月廿一日)、中納言法印御房宛、三三・五
×四九・九、一〇の写し、
(端裏書)「御流御相承大事間事 建武二九廿九記之、」、切封墨引跡あり、
(奥裏書)「若宮(入道法仁親王)御出家幷寺領等条々、成助為御使参申
/〈九月廿八日〉禁裏(後醍醐天皇)、以其次、御法流重事御相承事、
被申之〈云々〉、/仍故真光院(禅助)御書為備叡覧被下之、仍雖有/
其恐、為後記密々記之、一期之後早破々々、/建武二年九月廿七日 成
助(花押)」
(奥補紙墨書)「密要抄一合目録云、/〈『常瑜伽院御室』〉/御室御記〈正
和三年三月十三日/僧正入来語云云々、〉一紙/〈『真光院』〉/禅助僧
正消息写〈建武二九廿七/成助僧正筆〉一紙」(符号ノ意ニ拠リ順ヲ改ム)
二〇~二一 一結、包紙ウハ書「〈密要鈔一合内〉/秘口〈後高野御室御自筆〉
一巻/〈密要鈔一合納〉/御遺告口伝私注〈竹〉〈開田准后御筆〉一巻」
二〇 秘口(如意宝珠事) 一巻(二紙) 墨界
(外題)「《密要鈔一合内》/秘口〈後高野御室(道法)御自筆〉」
御経蔵第二五箱一七一の写
二一 御遺告口伝私注 一巻(四紙) 墨界、朱点
(外題)「《密要鈔一合内》/御遺告口伝私注〈竹〉」
(奥書)「開田准后(法助)御筆也、/于時書石山成就院矣、/永正七年
正月二日、尊海〈拝書/卅九歳〉」
御経蔵二五箱一七二の写
二二 灌頂印明〈廣法流〉 一巻(二紙) 朱点、彩色手印図
(包紙ウハ書)「密要一合納/灌頂印明〈後禅河院御筆〉一巻」
(外題)『甲余本』(磨消痕あり)/「灌頂印明」
(奥書)「〈広本奥御記/以故宮自筆折紙書写之、〉/建保二年十一月十五
日、奉伝/受二品大王畢〈御年四十九、今月御入滅、〉、/金剛仏子道ー助
〈生年十九〉/寛元二年〈甲/辰〉正月一日〈壬/寅〉、於/奥院拝殿授
法眼尊年卅有〈唯心/房〉了、/沙門道ー助〈年四十九〉/永正十五年〈戊/
寅〉六月十四日、依僧正房命書之、/仏子覚道〈十九/才〉」。
二三 薬種事 一紙
(包紙ウハ書)「〈一合納〉/薬種事等 一紙」
二四 可鈔尊法目録〈最略〉 一巻(三紙) 墨界
(包紙ウハ書)「〈四合納〉/可鈔尊法目録〈黄紙〉 一巻」
(外題)「可鈔尊法目録〈最略〉」
二五~二六 一括、包紙ウハ書「「〈四合納〉/金甲乙目六〈開田殿御筆〉二巻」
二五 金甲目録 一巻(二紙)
(外題)「黒漆無銘手箱目録〈不定〉/金甲目六」
(端書)「甲乙加納一合/少々取出、又加納伝令了、/法助」
(紙背)書状断簡(下半分欠)
二六 金乙目録 一巻(二紙)
(外題)「金乙目六」
(端書)「少々取出、又加納了、」(二五と同筆)
(紙背)書状断簡(下半分欠)
二七 北斗護摩次第 一巻 墨界、朱点、紙背注記
(包紙ウハ書)「〈密要一合納〉/北斗護摩次第 一巻」
(奥書)「御本云、/予積微功新作次第唯願/北辰必授上寿而已、/労眼
校合之、」
(外題)「『□余本』/北斗護摩次第」
二八 詵遮(梵字)要秘鈔第八 一冊、図像、朱注
(包紙ウハ書)「〈密要一合納〉/後禅河院御室御筆/詵遮(梵字)要秘鈔
第八」
(外題)「『甲納(×「甲納〈余本〉」) 乙納』/詵遮(梵字)要秘鈔第八」
(備考)弘融撰、建武五年法守の本奥書あり、末尾に「高祖弘法大師嫡々
相承大事」を書写、
(本奥書)「建武五年正月廿八日、書写了、/沙門法ー〈御判〉/『《本》
/同日朱点校合了、』」
(書写奥書)「右一冊〈写本/巻本〉、依僧正房命、以/禅阿院殿御筆本、
為類本/書之、是沢家之秘旨也、尤/不可有他見、/永正十七年正月廿
九日/沙門覚道〈廿一才〉/『同朱点等校了、』」
二九~三三 一括、包紙ウハ書「〈密要鈔一合納〉/一/達磨(梵字)抄〈『三
種』〉 五巻」
二九 達磨(梵字)抄第一〈如来〉 一巻 墨界、朱点、朱注、色紙
(外題)「〈密要鈔一合内〉/達磨(梵字)抄第一〈如来〉 竹」(以下、外
題省略)
三〇 達磨(梵字)抄第二〈仏頂〉 一巻 墨界、朱点、朱注、色紙
三一 達磨(梵字)抄第三〈秘〉 一巻 墨界、朱点、朱注、色紙
三二 達磨(梵字)抄第四〈経上〉 一巻 墨界、色紙
三三 達磨(梵字)抄第五〈経下〉 一巻 墨界、色紙
三四~三八 一括、包紙ウハ書「〈密要抄一合納〉/二/達磨(梵字)抄〈『三
種』〉 五巻」
三四 達磨(梵字)抄第六〈観音〉 一巻 墨界、朱点、朱注、色紙
三五 達磨(梵字)抄第七〈菩薩〉 一巻 墨界、朱点、朱注、色紙
三六 達磨(梵字)抄第八〈忿怒上〉 一巻 墨界、朱点、朱注、色紙
三七 達磨(梵字)抄第九〈忿怒下〉 一巻 墨界、朱点、朱注、色紙
三八 達磨(梵字)抄第十〈天等〉 一巻 墨界、朱点、色紙
三九~四三 一括、包紙ウハ書「〈密要鈔一合納〉/三/達磨(梵字)抄〈『三
種』〉 五巻」
三九 達磨(梵字)抄第十一〈北斗〉 一巻 墨界、朱点、色紙
四〇 達磨(梵字)抄第十二〈作法上〉 一巻 墨界、色紙
四一 達磨(梵字)抄第十三〈作法下〉 一巻 墨界、色紙
四二 達磨(梵字)抄第十四〈水丁〉 一巻 墨界、色紙
四三 達磨(梵字)抄〈異尊〉 一巻 墨界、朱点、色紙
(奥書)「永仁元年九月廿五日、以造紙本校/合畢、此本雖被載委細之口
決朱付/等、依有漏脱、以押紙私加之、/沙門(花押)」
四四 尊法目録 一巻 墨界、朱点、色紙
(包紙ウハ書)「〈密要抄一合納/五十六号〉/尊法目録」
(外題)「〈『密要抄一合内』〉/尊法目録」(守覚筆)、貼紙「諸尊本経目録」
四五 祈雨抄〈秘々愚見〉 一巻 道法筆
(包紙ウハ書)「〈密要一合納〉/祈雨抄〈秘々〉愚見 一巻」
(外題)「〈密要抄一合納〉/ 請〻祈雨経〻抄〈秘々 愚見〉」
(端裏書)「請雨経」
四六 決集愚 一巻 墨界、朱点、朱注、色紙
(包紙ウハ書)「〈密要抄一合納〉/決集〈愚/光台院御室御抄〉 一巻」
(外題)「〈『密要抄一合内』〉/決集 愚」
(巻首貼紙)「真光院聖教之内、此一巻在之、/仍取出之、納加此御手筥了、
/享徳三年十月二日 禅信」
(奥書)「金剛仏子道助」
四七 真言集上下 二帖 折本、表紙紺紙、外題金字、墨界、朱点
(包紙)「〈密要一合納〉真言集 上下」
㈠真言集〈上〉
㈡真言集〈下〉
(外題)「〈密要鈔一合内〉/真言集〈下〉」
(識語)「〈本云、〉/寛正二年三月八日、以御所御本品々之注釈等、写之畢、
秘蔵々々、/前大僧正禅信〈六十二才〉」
(般若心経末識語)「大永三年正月十九日、以大師御筆心経、此奥/功能
筆□□□由筆経端ニ心経ト計アリ、/掲諦々々々々薩婆呵之後、般若心経
無之、」
四八 両界合行事 一帖 斐紙、朱注、枡形小本
(包紙)「〈一合納〉/両界合行等事 一帖」
(外題)「〈『密要抄一合納』〉/再治抄」
四九~五二 一括、包紙ウハ書「〈一合納〉/摩尼駄都抄 一帖/八字文殊
表白神下等 一帖/四種法目録 一帖/四種法 一帖」
四九 摩
マ ニタト
尼駄都抄 一帖 折本、朱点、朱注
(外題)「〈密要鈔一合内〉/ 摩
マ ニタト
尼駄都抄」(守覚筆)
(奥書)「手自校合了、」(守覚筆)
五〇 〈八字文殊〉表白神下神分祈願勧請発願礼仏 一帖 折本、墨界
(外題)「〈『密要鈔一合内』〉/〈八字文殊〉/表白神下神分祈願勧請発願
礼仏」
五一 四種法目録〈付秘法幷小野醍醐専行法等〉一帖 折本、墨界
(外題)「〈『密要鈔一合内』〉/四種法目録〈付秘法幷小野醍醐/専行法等〉」
(守覚筆)
(裏表紙)『密要鈔納』
五二 四種法目録〈付秘法幷小野醍醐専行法等〉一帖 枡形折本、朱点
(外題)「四種法目録〈付秘法幷小野醍醐/専行法等〉」
五三 目録〈秘々〉 一紙
(包紙)「〈四合納〉/目録〈秘々〉 一紙/光台院御室御筆」
(外題)「〈甲納〉/目録〈秘々〉」
(奥書)「寛喜元年〈己/丑〉八月十五日〈庚/戌〉、/記之、〈今日降雨、〉
/〈生年卅四〉金剛仏子(花押)/道助」
五四 伝法灌頂護摩用途 一帖 枡形折本 墨界、朱点
(包紙)「〈四合箱〉/伝法灌頂護摩用途」
(外題)「甲納〈余本〉/伝法灌頂護摩用途」、『甲余本』
(奥書)「奥書云、/手自校合了、」
五五 観音院結縁灌頂三昧耶戒略次第 一帖 折綴 墨界、朱点、朱注
(包紙)「〈密要一合納〉/観音院結縁灌頂三昧耶戒略次第〈一/帖〉」
(外題)「『甲余本』/観音院結縁灌頂三昧耶戒略次第」
(奥書)「右、金剛定院御筆也、/覚道記之、」(本文ト別筆)
五六~五七 一結、包紙ウハ書「〈一合□〉/諸尊法読様 二帖/〈内一帖
金剛定院御筆〉」
五六 諸尊法読様 一帖 折本 墨界、朱点
五七 諸尊法読様 一帖 枡形折綴、朱点、朱注
(外題)「『丁』/〈『密要鈔納』〉/諸尊法読様」
(奥書)「『〈本云、〉/弘長四年正月六日、以御本書了、』/文保二年六月
十一日、書/写之畢、」
五八 伝法灌頂三昧耶戒作法 一帖 粘葉枡形本、朱点、朱注、附箋多数
(包紙)「〈密要一合納〉/〈重書之内〉/伝法灌頂三昧耶戒作法/一帖」
(外題)「伝法灌頂三昧耶戒作法」
(奥書)「建保五年卯月廿日、於真乗院西対/授儀軌幷三昧耶戒胎蔵次第
於房円、/同廿一日授金界次第了、□□/去年 於金剛峯寺授/寛済律
師了、」
(別筆)「永正十五年十一月一日、/虫払了、」
五九 宝珠法〈真秘〉 一帖 枡形折本、墨界、朱点
(包紙)「〈一合納〉/宝珠法 一帖」
(外題)「宝珠法〈真秘〉」
六〇 阿弥陀次第私記〈仁隆法印以御説注之〉 一帖 粘葉枡形本、押界
(包紙)「〈密要四合外箱〉/〈仁隆法印以御説注之、〉/阿弥陀次第私記」
(外題)「〈密要四合外〉/阿弥陀次第私記」
(奥書)「寿永二年十二月廿九日、奉/伝受 御室御作阿弥陀/次第之次
記之、」
六一 無量寿如来念誦次第 一帖 粘葉枡形本、押界、朱点
(包紙)「〈密要鈔一合内〉/無量寿如来念誦次第」
(表紙)茶地金銀切箔銀霞引
(外題)「〈丙納〉、『丙』/無量寿如来念誦次第」
(見返)「高野御室『御作』」
六二 秘決〈甲、乙、野澤 御〉 二帖、粘葉枡形本、墨界、朱点、朱注
(包紙)「〈密要鈔一合納〉〉/秘決甲乙〈沢野/御〉二帖」
(表紙)褐色地白唐紙継
㈠秘決甲〈沢野〉御 墨界、朱点
(外題)「『密要鈔納』/秘決甲〈沢野〉御」
㈡秘決乙〈沢野〉御 墨界、朱点
(外題)「『密要鈔納』/秘決乙〈沢野〉御」
六三 覚語抄 一帖 粘葉枡形本、押界、朱注
(包紙)「〈密要抄一合納〉/覚語抄 一帖」
(外題)「〈密要鈔一合内〉/覚語抄」
(文中識語)「永仁四年九月下旬、以覚/僧正説粗記之」、「正安元年十一
月五日、伝/受前大僧正了、/判」、「正安二年九月八日、前大/僧正〈覚
済〉来臨之次、所尋/問廿六箇条、為備廃忘、/粗記太(ママ)概而已、 /金
剛仏子判」、「正安二年十一月十八日、謁/前大僧正之次、尋之記之、」
(奥書)「高雄御室対覚済僧正/所令尋問給口決等、悉抄/記之、数ヶ秘
決等被載之、/可秘々々、時也康安元年/五月十三日、於常瑜伽院/学
窓記之、/沙門(花押)(法守入道親王)/同十五日校合了、」
六四 宝珠 一冊 横帳、藍染表紙、朱点、朱注
(包紙)「宝珠 一帖」
(外題)「〈一合納〉/宝珠(白筆)」
(文中本奥書)「〈本云、〉/弘長二秊二月廿一日、抄之、努力々々、/沙
門法ー助之、」、「永正十六年六月十八日、以右御/自筆、写之校合了、重
又以/後常瑜伽院殿御筆、一交了、/只仮名之点、其外少々今度/私注
之、道場観等以古点/写之、仍為私本、沙弥覚道〈廿才〉」、「右啓白者、
以後高野御室/御自筆本、書之、仮名之/点、今度付之、又此讃以/他
本書之、是則為蒙昧/書之、」
(奥書)「御本云、/悉交了、於朱点者、聊可有相違、/是則為私本、」
六五~六七 一結、包紙ウハ書「〈一合納〉/『甲納余本/ 乙〻納』/密要肝
心抄」、(付箋)「〈此包内ヨリ〉/水丁〈隆〉一帖〈ヲセリ〉」
六五 水丁〈野澤/御〉 一帖 枡形折綴、墨界、朱点、朱注、追記(永正
十六年)
(外題)「『甲』/水丁〈野澤/御〉」
(文中本奥書)「書本曰、/天治二年二月九日、於池上房/以寛平上皇御
自筆、敬書/写畢、」等
(文中識語)「永正十六年端午、書真光院南窓、」
(奥書)「建保二年十一月十五日、於南御/所奉伝受二品大王了、/金剛
仏子道助」(写本奥書ヵ)
六六 水丁〈源〉 一帖 枡形折綴、墨界、朱点、朱注
(外題)「『甲』/水丁〈源〉」
(備考)奥書を擦り消す(弘安七年八月廿九日ヵ)
六七 水丁〈野月〉 一帖 枡形折綴、墨界、朱点、朱注
(奥書)「建久五年五月十三日、奉授宮了、/金剛仏子(花押影)」(写本
奥書ヵ)
(備考)巻末奥書に擦り消しあり(六六に同じか)、
六八 金剛界伝法灌頂作法 一帖 粘葉枡形 墨界、朱点、朱注
(包紙)「〈一合納〉/重書之納/金剛界伝法灌頂作法/紺表紙」
(表紙)黒褐色地金字題字、表表紙・裏表紙見返しに具注暦反故を用いる、
日付部分なく年次不詳、
六九~七二 一括、包紙ウハ書「〈密要一合納﹀/伝法灌頂三昧耶戒作法等
〈四/帖〉」、紙背「八(×七)月十三日、慥返納了、/ 三昧耶次第、為移点
/ 重而写加了、(花押)(道深法親王)/七月廿一日」、「九月六日、初
夜次第/一帖、為書写、借罷准后/了、(草名)/十一日返納了、」、「又
三摩耶形次第/後夜作法□□/可被示□□、/九月十一日 (花押)」
六九 三昧耶戒作法 一帖 粘葉枡形本、一部に押界、朱点、朱注、付箋・
挿み込み紙片多数あり、装丁六一に同
(外題)「三昧耶戒作法」
(表紙)茶地金銀切箔野毛砂子
(奥書)「嘉承二年十二月十日、於北御室宮御処書写之、/金剛仏子念覚
之本/校畢、/『嘉承二年十二月廿日、於南岳房律師御房、/奉伝受
畢、』」、受者頌文あり、(朱書同筆)『〈本云、〉/入道二品親王奉伝受畢、」
七〇 金剛界伝法灌頂作法 一帖 体裁同前
(外題)「金剛界伝法灌頂作法」
(奥書)「嘉承二年十二月十四日、於北御室宮御処書写之、/金剛仏子念
覚之本也、/『嘉承三年正月九日、於南岳房律師御房、/奉伝受畢、/
消除無明忘三業 現得薩埵心月輪/決定不退三密行 自他円満成悉地』」
七一 胎蔵界伝法灌頂作法 一帖 体裁同前
(外題)「胎蔵界伝法灌頂作法」
(奥書)「嘉承二年十二月十一日、於北御室宮御処書写之、/金剛仏子念
覚之本也、/『嘉承三年正月十日、於南岳房律師御房、/奉伝受畢、』」
七二 灌頂儀軌 一帖 体裁同前
(外題)「灌頂儀軌」
(奥書)「嘉承二年十二月廿一日、於仁和寺北御室/宮御処書写之、/金
剛仏子念覚之本、/『嘉承三年正月十日、於南岳房律師/御房、奉伝受
畢、』/交畢、」
七三~七七 一括、包紙ウハ書「〈一合納〉/ 五〻五帖」、紙背「授菩提心戒/無
畏禅要/伝法灌頂三昧耶戒作法/同金剛界作法/同胎蔵界作法/阿闍梨
大万荼羅水丁義〔儀〕軌/已上五帖」
七三 授菩提心戒文 一帖 粘葉枡形本、押界、朱点、朱注
(表紙)茶色砂子地
(外題)『授菩提心戒文』
(奥書)「元亨弐年正月十八日、於仁和寺真/乗院北対書写畢、/金剛仏
子親誉〈卅八才〉/『一校了、』」
七四 無畏禅要 一帖 体裁同前
(外題)『無畏禅要』
(奥書)『一校了、』
七五 伝法灌頂三昧耶戒作法 一帖 体裁同前
(外題)『伝法灌頂三昧戒作法』
(奥書)『一校了、』
七六 金剛界伝法灌頂作法 一帖 体裁同前
(外題)『金剛界伝法灌頂作法』
(奥書)『一校了、』
(奥書)「本批〈云〉、/正嘉二年正月十九日、於仁和寺/宝持院、奉伝受
大師法印御房了、/金剛仏子寛乗/〈云々〉、」
七七 胎蔵界伝法灌頂作法 一帖 体裁同前
(外題)『胎蔵界伝法灌頂作法』
(奥書)『一校了、』
七八~八四 一括、包紙一ウハ書「七帖」、包紙二ウハ書「〈『密要鈔一合内』〉
/七帖」、紙背「瑜祇(梵字)/大師御次第/大師伝法灌頂私記/万サ
糸〈大六人〉/大水丁/金日本/伝法灌頂千(ママ)心私記/已上七帖」
七八 瑜祇(梵字) 一帖 粘葉枡形本、斐紙、押界
(表紙)薄黄茶地金銀小箔散
(外題)「〈『密要鈔一合内』〉/瑜祇(梵字)」
(巻首)「先攝一切如来大阿闍梨行位真言印出阿闍梨位品第三」
(奥書)「校畢、」
七九 大師御次第 一帖 体裁同前、冊尾に擦り消し痕あり
(外題)「〈『密要鈔一合内』〉/大師御次第」
(巻首)「大師御筆次第」
(奥書)「校畢、」
八〇 大師伝法灌頂私記 一帖 体裁同前
(外題)「〈『密要鈔一合内』〉/大師伝法灌頂私記」
(奥書)「校畢、」
八一 万サ糸〈大六人〉 一帖 体裁同前
(外題)『〈密要鈔一合内〉/万サ糸〈大六人〉』
(巻首)「大方等無想経云」
(奥書)「永久元年九月八(×一)日、於東洞院壇所、以御本書写之、」「校畢、」
八二 大水丁 一帖 体裁同前
(外題)「〈『密要鈔一合内』〉/大水丁」
(巻首)「大灌頂作法次第」
(奥書)「校畢、」
八三 金日本 一帖 体裁同前
(外題)「〈『密要鈔一合内』〉/金日本」
(巻首)「大日経疏第一云」
(奥書)「校畢、」
八四 伝法灌頂悉私記 一帖 体裁同前
(外題)「〈『密要鈔一合内』〉/伝法灌頂悉私記」
(奥書)「永久二ー三月廿六日、重比校了、」
八五~九三 一括、包紙一ウハ書「密要一合納/九帖」、包紙二ウハ書「〈密
要抄一合納〉/九帖」、紙背「金剛定院御室御問行遍答 一帖/北院御
室御記〈雑々〉 一帖/同後高野両御室御注 一帖/澄覚僧都記 一帖
/仁性記 一帖/行遍記 二帖/仁隆記 二帖/合九帖」
八五 北院御室御記〈雑々〉 一冊 袋綴大枡形本、漉返、押界、朱点、朱注
(表紙)濃赤褐色地白地金銀霞継題簽
(外題)「『密要鈔箱納』/北院御室御記〈雑々〉」
八六 金剛定院御室御問行遍答 一帖 体裁同前
八七 仁隆法印記〈保寿院流以御説/注之〉 一帖 体裁同前
八八 仁性記〈紫金台寺御室御説〉 一帖 体裁同前
(識語)「嘉応二年五月廿九日、書写之、此/折紙者、自 故御室仁性所
書賜也、/〈御自筆令/書御、〉而与我折紙、為見合尋之、/令書也、
此折節之内注共者、仁性/之所令注也、非故御室之御自筆、」
八九 澄覚僧都記〈御流〉 一帖 体裁同前
九〇 北院後高野両御室御注 一帖 体裁同前
(外題)「〈『密要鈔箱納 九帖之内』〉/北院後高野両御室御注」
九一 行遍僧正記〈御流〉 一帖 体裁同前
(外題)「『密要鈔』/〈『一丁』〉/行遍僧正記〈御流〉」
九二 行遍僧正記〈御流〉 一帖 体裁同前
(外題)「〈『密要鈔箱納』〉/行遍僧正記〈御流〉」
九三 仁隆法印記〈御流〉 一帖 体裁同前
(外題)「〈『密要鈔箱納之』〉/仁隆法印記〈御流〉」
九四~九七 一括、包紙ウハ書「密要鈔一合納/蒙散 四帖/〈開田御室御
筆之〉」
九四 蒙散第一〈如来 仏頂/雑秘〉一帖 粘葉枡形大本、墨界、朱点、朱注
(表紙)縹紙、(見返し)「金剛定院御室問光台院御室答、/第一堺篇目 
第二堺御問/第三堺幷朱付合点等御答」
(外題)「『密要鈔納』/蒙散第一〈如来 仏頂/雑秘〉」
九五 蒙散第二〈経 観音〉 一帖 体裁同前
(外題)「『密要鈔納』/蒙散第二〈経 観音〉」
九六 蒙散第三〈菩薩 明王〉 一帖 体裁同前
(外題)「『密要鈔納』/蒙散第一〈菩薩 明王〉」
九七 蒙散第四〈天等 星尊/雑々〉 一帖 体裁同前
(外題)「『密要鈔納』/蒙散第一〈天等 異尊/雑々〉」
(及川 亘・川本慎自・須田牧子・畑山周平・藤原重雄・林 譲)


『東京大学史料編纂所報』第49号