東京大学史料編纂所

34.仁和寺所蔵史料(御経蔵)の調査・撮影

二〇一二年一一月二六日から二八日まで、及び二〇一三年三月一一日から
一三日までの期間、総本山仁和寺(京都市右京区御室大内三十三)を訪れ、
御経蔵第七一箱から第七五箱までを調査し、それぞれデジタルカメラによる
全文撮影を行った。参考までに、同梱される「奈良国立文化財研究所作成目
録」に加除を施して略目録を左に掲げる。阿部泰郎・山崎誠氏編『守覚法親
王と仁和寺御流の文献学的研究』資料編・仁和寺蔵御流聖教(勉誠出版、一
九九八年)一〇八〜一二九頁を併せて参看。一部翻刻・影印あり。
仁和寺御経蔵七十一(密要鈔乙追加)略目録
一~五  〔〈乙納〉六字次第〈当用次第〉一帖/同壇様〈野〉一紙/同息災
壇様〈沢〉一紙/同調伏壇様〈沢〉一紙/三類形図一紙〕 一結一
帖四紙、包紙
 一  六字次第〈当用次第〉 一帖 濃茶表紙、墨罫、折本
(奥書)「建長元年十一月廿九日、以/本次第并口伝等抄出之、/此次第
即是故御室御口伝也、/仍為不廃忘、聊書出之畢、/此間依有所思、奉図
画黒六字/形像、即令修此法、仍開眼作法/書加之了、/沙門法助/本次
第之内、両説ヲ互ニ取捨シテ/書出之、当時修法等ノ時此定ニ可□云々、
/是故御室ノ仰也、」
 二  六字法壇様〈野〉 一紙 指図
 三  六字法息災壇様〈沢〉 一紙 指図
 四  六字法調伏壇様〈沢〉 一紙 指図
 五  三類形図 一紙 図像
六~八 〔黄紙/〈乙納〉御遺告〈道助御筆〉〕 一結一帖二巻 包紙
 六  御遺告 一帖 粘葉・濃紺表紙、墨罫
(奥書)「寛元三年〈乙/巳〉七月七日〈己/亥〉書写/了、金剛仏子道
助〈生年/五十〉/同月十四日〈丙/午〉手自校点了、」(朱)『同年十月
廿八日、以或証本点写之、燕暗此也、』「文永元年〈甲/子〉七月廿三日、
/伝授了、金剛仏子/性助」
 七  尊法作法目録 一巻 御経蔵七十箱参照、墨罫
 (巻中識語)「四種分別、付小野僧正説注也、委細師説等在別、」
 八  異尊法目録 一巻 御経蔵七十箱参照、天地墨界線
 (奥書)「校合了、」
九~一二 〔孔雀経 仁王経/後七日 六字〈御〉〕 一結四巻 包紙
 九  後七日 一巻 墨罫、裏打
 一〇 仁王経 一巻 墨罫、裏打
 一一 六字〈御〉 一巻  墨罫、裏打、外題下「愚」 
壇図、彩色、曼荼羅・図像アリ、
(奥書)「任師伝抄了、/手自校合之、校〻合〻畢〻、」
 一二 孔雀経 一巻 墨罫、裏打
一三~一四〔〈乙納〉諸尊護摩支度巻数〈上下/二巻〉〕 一結二巻 包紙
 一三 諸尊護摩支度巻数上 一巻 墨罫、裏打
(奥書)「校合了、」
 一四 諸尊護摩支度巻数下 一巻 墨罫、裏打
(奥書)「校合了、」
一五~二一 〔〈乙納〉七巻略抄 七巻〕 一結七巻 包紙
 一五 七巻略抄第一 一巻 墨罫、裏打
(奥書)「成就院七巻略抄此也、」
 一六 七巻略抄第二 一巻 墨罫、裏打
 一七 七巻略抄第三 一巻 墨罫、裏打
 一八 〈密要鈔一合内〉七巻略抄第四 一巻 墨罫、裏打
 一九 七巻略抄第五 一巻 墨罫、裏打
 二〇 七巻略抄第六 一巻 墨罫、裏打 壇図アリ、
 二一 七巻略抄第七 一巻 墨罫、裏打 壇図アリ、
二二~二三 〔〈乙納〉尊像十巻鈔裏書〈上下〉心覚抄二巻〕 一結二巻 包紙
 二二 尊像十巻鈔裏書上 心覚抄 一巻 天地墨界線、裏打、
(奥書)「恵什尊像十巻抄、心覚加/裏書、今別書出之、/二反校合畢、」
 二三 尊像十巻鈔裏書下 心覚抄 一巻 奥書同前
二四~二五 〔尊法抄中下〕 二巻一結
 二四 尊法抄中 隆海法印作 一巻 墨罫
(奥書)「〈御本云〉、/建久八年十月 日、奉受伝法院法印、/尊法抄授
申亮律師畢、/法眼行延/延慶亖年三月晦日、於仁和寺真光院、以御本/
書写了、/金剛乗仏子印玄〈生年卅四〉/元徳弐年十一月二日、誂成印書
写了、/(梵字:金剛)資道渕〈廿/四〉/二校畢、/寛政六年七月廿二
日、以道渕大僧正本/手自写校了、/僧正禅証〈生年/四十四〉/文化二
年十一月九日、以師主大僧正御本/書写之、則校合了、/金剛資成実〈春
秋/二十五〉」
 二五 尊法抄下 隆海法印作 一巻 墨罫
(奥書)「元徳弐年〈庚/午〉十一月二日、於高野山悉/地院書写了、/(梵
字:金剛)仏子道渕〈生年/廿四〉/二交了、/寛政六年七月廿六日、以
上件本手自/馳筆、即時交合訖、/僧正禅証〈春秋/四十四〉/文化二年
十一月十三日、以師主大僧正御本/書写之、則校合畢、仏法興隆之志/願
而已、/大僧都法印成実〈生年/廿五〉」
番外 〔密要箱古紐〕 一結二本 包紙
仁和寺御経蔵七十二(密要鈔丙)略目録
一 〔〈丙納〉曼荼羅供大阿闍梨作法〈北助〔院〕御筆〉〕 一結一帖 包紙
 一  曼 荼羅供大阿闍梨作法 一帖 もと巻子、折本改装、本文訂
正アリ、原本か、内題下ニ「付高野丈六堂供養作之、」
(奥書)「嘉應二年十一月廿八日、《於高野勝蓮花院草庵》記之、導師/此
定不用、《不可相違歟、》只愚意之所及《粗注之、是》為未継遺/弟■■■
(×記之也)、早可破却ゝゝ、」(本文中ニ「新被造立〈給ヘル〉丈六皆金色
阿弥陀如来聖●容●(×形像)并彩色地蔵菩薩形像」トアリ)
二 〔聖教等目録〕(包紙「〈目六箱〉/〈後禅河院御筆〉/密要抄目録 一帖」)
 二  聖教等目録 一帖 枡形括綴
(表紙)「覚道親王御記也、/聖教等目録/当用録也、亮勝/(朱)『乙納』
永正十七年四月十一日」
(奥書)「右一帖覚道親王御/自本也、」
三 梵密号抄 一結一帖 折本
四 摩尼駄都抄 一結一帖 折本
(奥書)「手自校合之、」
五~六  〔密要抄〈丙納〉天保十三年七月加入了、/後桜町院ニ故御所被奉
授/十一面観音真言小一裹/真言 一紙〈半切/当御室御筆〉〕(文
化十一年済仁の封紙アリ) 一結一巻三紙 包紙
 五  光明真言釈 一巻
 六  (一)十一面観音印様 一紙  深仁筆
     (二)十一面観音印 一紙 深仁筆 「〈天明二年三月十四日、奉授
/太上天皇畢、/金剛仏子深仁〉」
     (三)十一面観音明 一紙 深仁筆「〈天明二年三月十四日、奉授/
太上天皇畢、/金剛仏子深仁〉」
七 尊法目録等 一括 一八種
(一)尊法目録〈異〉 一紙 折紙
(二)尊法目録〈澄〉 一紙 折紙
(三)尊法目録 一紙 折紙
(四)尊法目録 一帖 折本
(五)作法目録 一紙 折紙
(六)可伝受目録〈澄〉 一紙 折紙
(七)目録〈澄〉 二紙 折紙
(八)目録 一紙 折紙
(九)目録 一紙 折紙
 (書出)「尊法御記四帖」
(一〇)目六 一紙 折紙
(一一)目録 一紙 折紙
 (奥書)「応永六年十一月九日書之、」(裏書朱筆)『此目録後常瑜伽院御室
〈永助〉御筆也、』
(一二)秘抄事 一紙 折紙
(一三)管見集〈愚〉 一紙 折紙
(一四)野月鈔〈乙〉目録 一紙 折紙
 (奥書)「永正十七年三月十六日 沙門(花押)」
(一五)諸抄目録 一紙 折紙
(一六)野抄書写目六 一紙 折紙
(一七)諸抄作者 一紙 折紙
(一八)夷竹雀遠雁等目六 一紙 竪紙
八・九 〔〈丙納〉諸尊梵号〕 一結二巻 包紙
 八 諸尊梵号上 一巻
 九 諸尊梵号〈下〉 一巻
 (奥書)「野月抄礼仏料勘之、/自余尊如行延法眼勘文、」
一〇・一一 〔〈丙納〉印明略抄〕 一結二巻
 一〇 印明略抄 一巻 褐楮紙
 一一 印明略抄 一巻
一二〜一四 〔〈丙納〉諸尊印明集〕 一結三巻 包紙
 一二 諸尊印明集巻上(ママ) 一巻 阿閦真言以下、
 一三 諸尊印明集巻上 一巻 金剛界大日真言以下、
 (奥書)「永正十六年七月一日、/虫払了、沙門覚道〈廿才〉」
 一四 諸尊印明集巻下 一巻 延命真言以下、
一五 瑜祇経勘注 一巻 ※玉篇等ヲ引用ス、
一六〜二一  〔〈丙納〉尊法并作法目録〈略要〉・異尊法目録〈伝〉・異尊・
尊法書様・同〈野月〉〕 一結六巻 包紙
 一六 尊法書様 一巻
 一七 異尊 一巻
 (奥書)「校合了、」
 一八 異尊法目録 一巻
 一九 尊法書様〈野月〉 一巻
 二〇 尊法并作法目録〈略要〉 一巻
 (奥書)「最初伝受真秘之目六也、」
 二一 尊法書様 一巻
 (奥書)「予度々見合諸尊法等、無所漏脱、」
二二〜二四  〔〈丙納〉道場観本文・五相成身・迎請結界印明〕
一結三巻 包紙
 二二 五相成身 一巻
 二三 迎請結界印明 一巻
 二四 道場観本文 一巻
二五 密要鈔目録 一巻
 (端裏)「密要肝心鈔四合目録〈高野御室御奥書在之、〉」
 (見返)「於右合點者《秘抄》小唐櫃納也、/欠書等目録 上 中 下/悉
合目六了、(性仁花押)」
  (奥書)「於紛失者、不《及》合點左點也、《上品云、》/秘抄三合、/弘安
八年十二月五日、手自合/目六了、(性仁花押)」
二六・二七 〔〈丙納〉無量寿如来念誦次第・同略次第〕 一結二巻 包紙
 二六 無量寿略次第 一巻
 (奥書)「先年広次第、雖有御伝受、重/奉授此略抄了、〈此次第校合/之、〉」
 二七 無量寿如来念誦次第 一巻
 (奥書)「御本云、/寿永元年七月十四日、於南山禅菴/草之、勘合無量寿
観自在王儀軌・/遍照寺高野御室次第等所作也、/以梵本無量寿儀軌付梵
字〈雖不載請来録、/依大師御筆用之、〉所欠、以金剛界梵本/軌等付之、
/二遍校合了、(朱書)『予重見合本書所々直之、』/文治四年十月廿七日、
賜御本書写之、/数遍校合了、金剛仏子道法」
二八〜三一  〔〈丙納〉尊容抄目録・成蓮抄目録・三抄目録・廟抄目録〕
一結四巻 包紙
 二八 尊容抄目録 一巻
  (奥書)「御本云、/建久二年十月廿九日、十巻抄/所載尊法目録併伝保寿
院/僧正了、」
 二九 成蓮抄目録 一巻
  (奥書)「(朱書)『御本曰、』/建久六年十二月二日、招醍醐前権/僧正勝
賢伝受、此抄廿巻目録了、/僧正遇高野心覚阿闍梨習全抄/尊法等〈云々、〉
仍予受之、予先年/属心覚、致沙汰、然而全部未終功/之故、所伝僧正也、」
 三〇 三抄目録〈無名 金宝/玄秘〉 一巻
  (奥書)「(朱書)『御本曰、』建久六年十二月二日、無名抄・/金宝抄・玄
秘抄〈已上三抄、〉/目録、受醍醐前権僧正〈勝賢〉畢、/此内尊法皆雖
伝受、為見今抄、/重伝尊法名号許者也、」
 三一 廟抄目録 一巻
  (奥書)「(朱書)『御本曰、』建久六年十二月二日、廟抄内/尊法目録、受
醍醐前権僧正〈勝賢〉/已畢、」
三二 請書領状抄 一巻 ※書札礼ノ一種ナリ、
三三 諸 尊曼荼羅 一結 一巻 ※本文異筆多シ、多クノ筆者
ニ分ケ書カシメテ集メタモノカ、
 (奥書)「以覚教已講令校合了、」
三四 印明抄 一結 一巻
三五〜三七  〔〈丙納〉真言集〈表紙并惣巻白紙〉・同〈注進女院本〉・同〈略
梵字并功能等白表紙、惣巻 紙〉〕 一結三巻 包紙
 三五 真言集 一巻
 三六 真 言集 一巻 (見返)「依 殷富門院令旨作
之、」
 (奥書)「文治三年八月廿二日、依/殷富門院令旨引勘本説/書進之、」
 三七 真言集〈略効能〉 一巻 黄楮紙
三八〜四一  〔〈丙納〉諸尊雑要〕 一結四巻 包紙
 三八 諸尊雑要〈観音〉 一巻
 三九 諸尊雑要〈菩薩上〉 一巻
 四〇 諸尊雑要〈菩薩下〉 一巻
 四一 諸尊雑要〈忿怒〉 一巻
四二〜四四  〔〈丙納〉異尊印明抄〈上中下〉〕 一結三巻 包紙
 四二 異尊印明抄上〈如来 仏頂 経〉 一巻 黄楮紙
 四三 異尊印明抄中〈観音 菩薩 忿怒〉 一巻 黄楮紙
 四四 異尊印明抄下〈天〉 一巻 黄楮紙
四五・四六  〔〈丙納〉北斗護摩次第〈御〉・同供次第〈御〉愚〕
一結二巻 包紙
 四五 北斗護摩次第〈御〉 一巻
 (外題下墨書)「愚」
  (奥書)「予積微功新作次第唯願/北辰必授上寿而已、/労眼校合之、/更
加再治、重見合息災護摩次第、/香隆寺北斗護摩次第等了、」 ※彩色壇図
アリ、
 四六 北斗供次第〈御〉 一巻
  (奥書)「予為自行草此次第矣、手自比校了、/更加再治重校合之、」 ※彩
色壇図アリ、
四七〜五〇 〔〈丙納〉如法尊勝・請雨経・六字・愛染王〕 一結四巻 包紙
 四七 六 字 一巻 彩色曼荼羅・図像アリ、壇図
アリ、
 (奥書)「二校了、」
 四八 請 雨経 一巻 懸曼荼羅、敷曼荼羅図アリ
(紺紙ニ墨画、)、神泉苑指図アリ、屋上幡図・道場図・壇図、 ※
傍書・点等ニ白緑ヲ用ユ、
 四九 如 法尊勝 一巻 黄楮紙 ※壇図・宝塔図・天
蓋図・脇机図アリ、
 五〇 愛染王 一巻 黄楮紙
五一 瑜祇印明 一結 一巻
  (奥書)「建久九年五月廿二日、瑜祇経/印明授隆憲律師了、先/年雖伝重
委細沙汰之、/金剛仏子(花押)/建保三年正月廿八日、/御室奉伝受之
了、其後/送日数所賜領御本也、仍/承久元年九月二日、以御本/抄、手
自終書写點授之功/了、/金剛仏子覚助/御本抄黄紙墨計二重計也、/此
本計高増御本五六分許歟、/建長六年十一月廿八日、以五/智院法印書写
之本書/之了、/金剛仏子長遍/建武二年八月十三日、書写/之了、/金
剛末資奝遍」
五二~五五〔星供私注・北斗七星段・星供事・星宿事〕 一結四巻
 五二 星供私注 一巻 墨罫、裏打、
 (外題下)「付略次第書之、予校合了、」
 五三 星供事 一巻 墨罫、
 (奧書)「予校合了、」
 五四 星宿事 一巻 墨罫、裏打
 五五 北斗七星段 一巻 墨罫
仁和寺御経蔵七十三(密要鈔丙追加)
一〜三 三巻一結 (包紙)「諸尊印明抄〈不足分〉」
 一 諸尊印明抄第一 如来 仏頂 一巻
 二 諸尊印明抄第二 観音 一巻
 三 諸尊印明抄第六 天 一巻
四 諸尊印図抄 二巻 ※彩色印図ヲ貼付ク、
五 覚教法印 塵中事 一帖  「建保五年二月十日、覚教
〈上〉」
六~八 一結三帖 (包紙)「六帖重書」
 六  伝法潅頂三昧耶戒作法 一帖 舛形粘葉本
 七  阿闍梨大曼荼羅潅頂儀軌 一帖 舛形粘葉本
  (奥書)「久安二年四月 日、/以密厳院御本書写了、/仁平三年六月十九
日、於密厳院西谷伝受了、」
 八  金剛界伝法潅頂作法 一帖 舛形粘葉本
  (奥書)「久安二年四月 日、/以密厳院御本書写了、(朱書)『以往生院本
点了、御本付之、』/仁平三年六月十八日、於密厳院西谷伝受了、」
九〜一四 六巻一結 (包紙)「喜多院御室/御奥書本/諸尊護摩抄〈附目録
一巻〉」
 九  諸尊護摩抄第一 如来 仏頂 一巻 (奥書)「手自校合了、」
 一〇 諸尊護摩抄第二 経 一巻 (奥書)「手自校合了、」
 一一 諸尊護摩抄第三 観音 一巻 (奥書)「手自校合了、」
 一二 諸尊護摩抄第四 菩薩 一巻 (奥書)「手自校合了、」
 一三 諸尊護摩抄第五 忿怒 一巻
(奥書)「先徳抄物諸尊護摩、雖載/篇目、不及委曲、仍為散不愚/之蒙、
予注相承之説、遺弟/被閲可加用捨者也、/全部五箇巻手自校合了、/金
剛仏子守覚」
 一四 諸尊護摩抄目録 一巻
一五~二一 一結七巻 (包紙)「諸尊印明抄〈目録共〉七巻」
 一五 諸尊印明抄第一 如来 仏頂 一巻
 一六 諸尊印明抄第二 経 真言 一巻
 一七 諸尊印明抄第三 観音 一巻
 一八 諸尊印明抄第四 菩薩 一巻
 一九 諸尊印明抄第五 忿怒 一巻
 二〇 諸尊印明抄第六 天 一巻
 二一 諸尊印明抄目録
二二~三一 一結一〇巻 (包紙)「諸尊印明十巻」
 二二 諸尊印明第一 如来 仏頂 一巻
 二三 諸尊印明第二 経 一巻
 二四 諸尊印明第三 観音上 一巻
 二五 諸尊印明第四 観音下 一巻
 二六 諸尊印明第五 菩薩上 一巻
 二七 諸尊印明第六 菩薩下 一巻
 二八 諸尊印明第七 忿怒上 一巻
 二九 諸尊印明第八 忿怒下 一巻
 三〇 諸尊印明第九 天等上 一巻
 三一 諸尊印明第十 天等下 一巻
仁和寺御経蔵七十四(密要鈔丁)
一 修法要抄 六巻
 第一 次第 道場荘厳
  (奥書)「元亨元年九月廿四日、/書写了、法印了賢(花押)」、※朱書ノ同
筆ニヨル補筆アリ、
 第二 勧請 発願
  第三 四種護摩等支度〔香薬〕 巻数/同右状〈付平出闕字〉請書領状 
雑事
 第四 本尊功能 啓白同所
 第五 啓白諸句
(奥書)「元亨元年八月十六日、一交了、/金剛仏子了賢(花押)」
  第六 雑例 ※第六巻ノミ江戸ノ補カ、前半部ハ二回目ノ補加。原本ハ史
料編纂所所蔵『雑例』[S貴一七−六]。
二 支度巻数集 三巻 ※年月日ナシ、紙背ニ墨影文書アリ、
 上 大法 秘法 (奥書)「予校合了、」
 中 小御修法 (奥書)「予校合了、」
 下 護摩ー供 鎮 (奥書)「予校合了、」
三 御修法雑事 六巻
  一 孔雀経御修法雑事
  (奥書)(朱書)『御本云、』(墨)「予於燈下校合了、」、朱書の同筆による補
筆あり
 二 仁王経御修法雑事
 (奥書)「手自校合了、」、※孔雀経とは異筆
 三 普賢延命御修法雑事
 (奥書)「手自校合了、」、※仁王経と同筆
  四 如法尊勝御修法雑事
  (朱書)『御本云、』(墨)「比校如法尊勝法支度了、/重見合如法愛染王法
/雑事注文」、孔雀経と同筆
  五 五大虚空蔵御修法雑事
  (奥書)(朱書)『御本云、』(墨)「比校五大虚空蔵法支度了、/重見合如法
尊勝雑事注文」、※孔雀経と同筆
  六 如法愛染王御修法雑事
  (末尾別紙)「建久六年八月一日癸丑、予為/中宮御産御祈、奉仕如法愛染
/王法、兼日作雑事注文矣、」「授此法支度并孔雀経雑文書/了、」、※仁王
経と同筆ヵ、奥書は孔雀経と同筆
四 差図 三紙
 一 地鎮差図 一帖
 二 地鎮差図 一帖
 三 〈仮屋儀〉請雨経道場差図〈間々丈尺〉
五 御修法差図 六帖 折本 枡形 一括六帖
 一 仁王経御修法差図 彩色壇図
 二 請雨経御修法差図 彩色壇図、白描曼荼羅・幡図
 三 普賢延命御修法差図 彩色壇図、天蓋等図
 四 如法愛染王差図 彩色壇図・天蓋図・敷曼荼羅図
 (奥書)「一校了、」
  五 如法尊勝御修法差図 彩色壇図・塔図・敷曼荼羅図・天蓋図、白描脇
机図
 六 五大虚空蔵御修法差図 彩色壇図
六 後七日差図 四紙
 一 後七日差図 真言院 白描 ※一〜三ハ同七ノ副本ヵ、
 二 後七日差図 金剛界 彩色
 三 後七日差図 胎蔵界 彩色
 四 後七日香水瓶図 彩色
  ※ 以上四点、京都国立博物館編『国宝十二天像と密教法会の世界』(二
〇一三年)掲載。
七 後七日差図 三紙(包紙右肩)「甲〈丁〉納 本目録外」
 一 後七日差図 真言院 白描
 二 後七日差図 金剛界 彩色
 三 後七日差図 胎蔵界 彩色
  ※以上三点、同じく京博二〇一三年に掲載。
八~一〇 一結三帖
 八  五大尊御修法儀 一帖 折本 枡形
 (奥書)「手自校合了、」
 九  五大尊御修法 一帖 ※右と同本同筆、
 (奥書)「手自校合了、」
 一〇 護摩壇作法 一帖 ※表紙に「愚」とあり、
 (奥書)「以草本二校畢、〈予并宮/各一反、〉」
一一 孔口等 一包 ※外包紙に上記標題、内包紙に「孔口抄」とあり、「丁納」
 一 孔口 〈花蔵院俊誉記〉 一紙
 二 孔護摩〈御〉 一紙
 三 孔 一帖 折本
 四 孔抄〈花蔵院〉 一紙
 五 孔雀経口伝等 一帖
 六 条々〈孔口〉 一紙
一二~一四 一結三巻
 一二 摂関家修法事 一巻
 一三 公家御修法事 一巻
 一四 舎利印真言〈依九条殿命/注出之、〉 一巻
  (奥書)「建久九年十二月 日、依九条前/博陸命、抄之、/校合了、」
一五 孔雀経法則〈旧様〉 一帖 折本 ※糊綴、
一六~一八 一結三帖
 一六 孔雀経法則〈中宮御産御祈〉 一帖 折本 ※ 表紙「愚」、紐綴あり
  (奥書)「予校合了、」
 一 七 孔雀経法開白次第〈中宮御産御祈/新仏新経供養儀〉 一帖 折本
表紙「愚」、 (奥書)「治承二年十月廿五日〈乙卯〉、為/中宮御産御祈、
被始行、/孔雀経法、予奉仕之、仍草/次第、/労眼比校之、/重合普
通孔雀経次第了、」
 一 八 孔雀経法結願次第〈中宮御産/御祈〉
   表紙「愚」、 (奥書)「治承二年十一月十二日〈辛未〉、皇子/降誕、即
日孔雀経法結願、/予為用意、兼作次第、/手自比校了、/重合普通孔
雀経法/結願次第、」
一九~二二 一結四巻
 一九 転法輪次第 一巻
 二〇 転法輪法壇場荘厳 一巻
 二一 御修法護摩供雑事 一巻
 二二 御修法護摩供米油用途 一巻
二三~二八 一結六巻
 二三 後七日道具目録 一巻
  ※京博二〇一三年掲載。
 二四 御修法兼日事 一巻
 二五 神勧発等詞〈追福〉 一巻
 二六 神分〈北斗〉 一巻 ※ 見返端「注進 殷冨門院」
 二七 仁王経法表白神下神分勧請発願礼仏 一巻
 二八 開眼詞抄 一巻
二九 仁口抄 一結四点
 (一) 御加持次第(仁王経法条々) 一紙 (書出)「一、結縁後夜御加持事」
 (二) 仁王経法条々 一巻 (書出)「一、根本印〈経豪〉事」
 (三) 仁王経法条々(後欠) 一紙 (書出)「一、種子事」
 (四) 仁法条々 一紙 (書出)「一、十天供仏供事」
三〇 転法輪筒
  ※蓋ナシ、一個、金銅、径五・六㎝×長二三・二㎝、側面上下四段に分ち
約五体宛の図像を毛彫、その間には梵字、底は輪宝文の毛彫、筒の中に顕
証筆一紙「相承不知」とあり。
三一 愛花箭及楓香脂 時代不詳
 (イ) 愛花箭 ※四本、鉄製、長一七㎝
  (ロ) 楓香脂(松脂ヵ) ※袋ニ「天明四年、(中略)泉州〈左海〉売買
云々、」
三二 修法要抄 二帖 (包紙)「丙納」
  (一) 〔上〕 ※現状表面、〔第三〕四種護摩差別大略より香薬・支度・巻
数の途中までが原本で、続きから補写となり、巻数右状・請書領状・雑事、
奥書「承応三年夏四月十七日、依/仰書続之、補闕失了、」とあり。現状
裏面、第一・御修法次第〈公家〉のほぼ末尾までが補写、同末尾五行分と
『第五』啓白諸句が原本。
  (二) 〔下〕 ※表面、『第二』勧請発願礼仏本尊句、『第四』本尊功能〈本
文〉・『第四之内』啓白本尊句。裏面、『第六』雑例。
三三 無銘 一巻 (書出)「聖観音〈息災 敬愛〉」
仁和寺御経蔵七十五(密要鈔丁追加)
一~六 一結六巻
 一  如法愛染王御修法 一巻 墨罫
 二  公家愛染王御修法用意 一巻 天地墨界線、裏打
     (内題下)「嘉応三年三月廿三日、於禁中可被始行之」
 三  公家五大虚空蔵用意 一巻 墨罫
     (内題下)「承安三年五月三日、於住房行之」
 四  公家北斗御修法用意 一巻 墨罫、裏打
 五  大北斗米油用途〈以今案改/古様〉 一巻 墨罫、裏打
 六  守護経法事 承元二年 一巻 天地墨界線
七  高倉院勅書写 一巻 ※十一月十三日付
八  醍醐僧正(勝賢)消息〈請雨経差図事〉 一通 裏打
九~一二 一結三巻一紙
 九  太元雑事〈行宴説〉 一巻 天地墨界線、裏打
 一〇 太元与立剣輪事 一紙
 一一 太元表白〈尊実〉 一巻
 一二 太元〈尊実説〉 一巻
一三 諸尊目録 一巻 裏打
一四~一八 一結五巻
 一四 祈雨孔雀経法記 一巻  裏打
 (外題下)「醍醐権僧正勝賢記/建久二年」
 一五 孔雀経法記 一巻
 (表紙見返)「後高野御室御自筆記歟」
 一六 加持香水次第〈御〉 天地墨界線、裏打 (外題下)「愚」
 (奥書)「数度校合故宮(ママ)説幷諸抄等了、」、 ※一紙毎に黒印アリ
 一七 仏眼御修法々則〈正治二年/二位殿産祈〉 一巻 墨罫 宿紙
 一八 御修法巻数右状〈公私〉 一巻 (外題下)「練」
一九~二〇 一結二巻
 一九 守護経御修法次第 一巻 裏打
 二〇 公家御修法次第 一巻 裏打
 (外題右)「予校合了、」
 (奥書)「一校畢、/予重校之、」
二一 種字三形抄 一結五巻 墨罫、裏打、 ※巻毎に書体異る、(五)を除き種子・三昧耶形は描かれず、
二二~二三 一結二帖
 二二 孔雀経御修法次第 一帖 折本綴
 二 三 孔雀経御修法次第 一帖 天界線、縹表紙、押罫、粘葉装
(奥書)「一校了、」
二四 仁王経御修法次第 一帖 折本綴、天界墨罫、後欠
二五 公家御修法次第 一帖 折本綴、天界墨罫、 ※中に輪宝五枚あり、
二六 請雨経御修法次第 一帖 折本綴、天界墨罫 ※合点白緑
二七 佛眼法 一帖 (表紙右下)「二品産祈」
  (奥書)「正治二年八月十九日、予蒙/院宣、為二品産祈、勤修/宝珠法、
設之雖多、今度/就仏眼法行之、〈高野御室/度々皆依/愛染王法、然而
有所/存知不然〉仍為用意、/予書法則矣、/手自比校了、」
二八 守護経御修法次第 一帖 折本綴、表紙欠、墨罫
二九~三〇 一結二紙
 二九 太元法相承(血脈) 一紙
 三〇 太元秘事〈行〉 一紙
三一 大北斗米油用途〈以今案改直古様〉 一帖 折本綴、墨罫
三二 御修法目録 一帖 押罫
三三 御修法護摩供注文〈依上皇仰書進之〉 一巻
(大内英範・藤原重雄・前川祐一郎・川本慎自・林 譲)


『東京大学史料編纂所報』第48号