12.大御堂寺所蔵『覚禅鈔』の調査・撮影

二〇一一年一〇月三一日、十二月一四~一六日、共同利用・共同研究拠
点・一般共同研究課題「『覚禅鈔』諸本の調査研究」(研究代表者・上川通夫
氏)の遂行のため、名古屋市博物館にて、大御堂寺(愛知県美浜町)所蔵『覚
禅鈔』等二〇巻の調査・撮影を行った。御所蔵者には御高配を賜り、同館学
芸部長・鳥居和之氏ほか学芸員各位にはお世話になった。課題の共同研究員
のほか、森由紀恵氏(日本学術振興会特別研究員RPD)にもご助力に預かっ
た。記して謝意を表する。撮影は本所史料保存技術室により、図像部分も接
写した。昨年度の名古屋市博物館所蔵本と併せて、千光寺本の中核部分は撮
影を終えた。細目は、井上佳美「千光寺本『覚禅鈔』についての一考察」(『愛
知県史研究』一三、二〇〇九年)を参照。

(菊地大樹・谷 昭佳・高山さやか・藤原重雄)

『東京大学史料編纂所報』第47号