東京大学史料編纂所

58.久留米藩有馬家文書の調査・撮影

二〇一〇年十二月二十一・二十二日、久留米市立中央図書館所蔵有馬文庫
の冊子体和書群を対象に、『大日本近世史料 細川家史料』編纂等のため、
天草・島原一揆関係と江戸時代前期家臣団関係を主に調査・撮影した。二〇
〇五年度の採訪(「久留米藩有馬家文書の調査・撮影」『東京大学史料編纂所
報』四一号、二〇〇六年一〇月、一一六─一一七頁)に引き続くものである。
当該史料群は、近世に作成された冊子類と、近代に有馬伯爵家の修史・家史
編纂事業で作成・蓄積された写本類等から成る。東京・有馬家から久留米へ
移され、一九五〇年に市図書館へ移管ついで寄贈され、一九五三年の水害後、
修復・公開されたものである。今回調査・撮影分は以下の通り(久留米郷土
研究会編集『有馬家文書目録 第二集』久留米市民図書館、一九七八年六月
発行の請求記号・書名・整理番号の順で掲出。なお、同目録所載の将軍家発
給御内書・判物等の一紙物は、別置され、調査・整理作業が進行中の由)。
F222─1 仙洞桜町院就崩御御勤式(5251)
F222─1 桜町院崩御之御勤書抜(6082)
F223─2 長崎日記(6941)
F223─2 長崎日記・右同雑記・右同先例(3912)
F223─2 備覚集、語鏡草案、寛永古文書抄(3953)
F223─3 長崎表蘭船入津一件(4210)
F223─3 文久三年長崎一件(3914)
F223─3 田中哲輔長崎雑記(4086)
F223─3 長崎出島記録(5184)
F 225 軍役貢賦(4301)
F225景勝公御代掟(5303)
F226─1 島原陣記録叢一〜三(3997〜3999)
F226─1 肥前国高木郡有馬原城軍記(4454)
F227異国風説(6605)(水損虫損のため開丁部分を撮影)
F227本国船渡来見聞書(5434)
久留米市立中央図書館課長(館長)補佐・主査下川和彦氏と調査研究室各
位等にご配慮頂いた。記して感謝いたします。
(山口和夫・木村直樹)


『東京大学史料編纂所報』第46号