東京大学史料編纂所

69.大村市立史料館蔵大村彦右衛門文書の調査・撮影

 二〇一〇年一月一二日より一四日まで、大村市立史料館所蔵大村彦右衛門文書(以下彦右衛門文書)の調査・撮影を行った。大村彦右衛門家は、大村藩の家老を務めた家であり、藩政初期から、大村藩の対幕府関係を中心とする一次史料(総計約二〇〇〇点余)を多く伝来する。また、大村藩による藩史史料集である『見聞集』には、頻繁に彦右衛門文書の引用がなされている。本所は、これまでにも一九八一年に、彦右衛門文書中のキリシタン関係史料を調査・撮影しているが、今回は、一九七九年に当時の専門員久田松和則氏の担当により作成された『大村市立史料館所蔵史料目録』の分類に従って法令・藩政一般・財政・対幕府関係・江戸証人・参勤交替・大名往来・金山・貿易・異国警固・軍事・普請・作事・キリスト教関係の総計一〇四七点を調査・撮影(デジタルカメラ)した。この間、史料館の方々には種々便宜をお図りいただいた。改めて謝意を申しあげます。
(松井洋子・小宮木代良・山口和夫・及川 亘・木村直樹)


『東京大学史料編纂所報』第45号