東京大学史料編纂所

48.奈良市史料保存館所蔵東大寺・興福寺関係史料の調査・撮影

 二〇一〇年一月一九・二〇日、奈良市史料保存館所蔵東大寺・興福寺関係史料の調査・撮影を行った。この調査は、基盤研究(C)「東大寺文書燈油田大湯屋田関連史料をケースとした巨大中世史料群の構造解析方法の探究」(代表遠藤基郎)によるものである。今回撮影分の簡略な目録は以下に掲げるとおりである。また調査に際して、同館の桑原文子氏には格別のご配慮を賜った。記して謝したい。
【興福寺関係古記録】
徳治三年五月日興福寺奏状(写本)/禁中事(文亀二年五月日中御門宣秀写)/興福寺縁起(本奥書は天正十八年六月廿八日撰、奥書は元文二年仲春十八日写)/永仁六年若宮神主祐春筆記(元禄六年三月日二品親王写)/寺格記録并願書(宝暦十四年五月、清水寺六坊惣代光乗院他→一乗院宮様御家老中)/墨職組合控(天保四年七月、墨屋中→)/正応年中記録抜書付当家朱印之写/元要記(写本)
【東大寺関係文書】
大仏殿灯油方下行米注文(宝暦十二年十二月より寛政十年十二月、軸木付き)/念仏堂用途下行注文(宝暦十二年十二月より寛政十年十二月、往来軸付き)/念仏堂用途下行注文(寛政十一年十二月より嘉永五年十二月、往来軸付き)/大仏殿灯油納所下行米注文(寛政十一年十二月より慶応三年十二月、往来軸付き)/念仏堂堂僧供料米下行注文(文政五年十二月より文久元年十二月、往来軸付き)
(前川祐一郎・遠藤基郎)


『東京大学史料編纂所報』第45号