68.九州国立博物館における『実隆公記』原本の調査

二〇〇八年九月二四日、今後の保存修理の参考とするため、九州国立博物館に一時寄託中の『実隆公記』原本について、『愚昧記』原本修理を担当する(株)文化財保存の技術者とともに、修理後の経年変化や紙質などを調査した。なお、翌二五日、末柄は山口県文書館所蔵史料を、尾上は広島大学所蔵『愚昧別記』(一冊、抄出本)を、それぞれ調査した。

(末柄豊・高島晶彦・尾上陽介)

『東京大学史料編纂所報』第44号