東京大学史料編纂所

16.石川県・福井県・滋賀県所在『信長記』および関係史料の調査・撮影

二〇〇九年一月二三日~二五日の三日間、加賀市立中央図書館・福井県文書館・福井県立図書館・滋賀県立安土城考古博物館に赴き、各館所蔵の『信長記』および関連史料の調査・撮影を行った。参加者は、金子・黒嶋ほか、科学研究費基盤研究(C)「「信長記」諸本の史料学的研究」の連携研究者堀新、研究協力者岡田正人・桐野作人・杉崎友美・矢部健太郎・和田裕弘である。
調査・撮影を行った史料は左記のとおり。
○加賀市立中央図書館(聖藩文庫)
信長記(目録番号一一三) 一五冊
安土記(同一一四) 一五冊
門跡大坂退城記(同一二〇) 一冊
関原軍記(同一四四) 二冊
関原意趣(同一四七) 一冊
小山関原記(同一四八) 一冊
奥州軍記(同一四九) 一冊
関東軍記(同一五〇) 二冊
奥州会津出陣記(同一五一) 一冊
関ヶ原陣覚書(同一五二) 一冊
治部乱記(同一五三) 一冊
○福井県文書館(山内秋郎家文書)
信長日記(X〇一四二―〇〇二八五~二九一) 七冊
太田和泉守日記写(末尾番号〇〇四三五) 一冊
信長日記鑑識依頼書案文(同〇〇七一一) 一通
信長日記送付ニ付鑑識依頼書案文(同〇〇七一二) 一通
徳富蘇峰宛織田劔神社資料写本献本ニ付書簡案文(同〇〇七一三) 一通
徳富蘇峰宛信長日記送付ニ付書簡案文(同〇〇七一四) 一通
信長日記拝見トノ回答書(同〇〇七一五) 一通
ハガキ 書留小包到達通知(同〇〇七一六) 一通
書籍領収及び借用証書送付通知(同〇〇七一七) 一通
信長日記調査済にて返進通知(同〇〇七一八) 一通
※山内秋郎家文書に含まれる中世文書については二〇〇七年度に採訪が済んでおり、「山内文書」として写真帳が架蔵されている(架番号六一七一・四四―一六九、目録は所報四二号参照)。
○福井県立図書館(越前松平文庫)
備考雑録(M〇四九―五) 一冊
覚少々(同) 一冊
埜邨氏由来(同) 一冊
恕軒抜書(同) 一冊
※以上その他史料若干を含め合冊されている。『備考雑録』のなかに『信長記』十六冊からの抄写本「信長記古本草稿摘録」が収められている。
○滋賀県立安土城考古博物館
安土記 三冊
※この写本は、史料編纂所に「安土記」として架蔵されているマイクロフィルム(micro―四八一―一、一九五九年撮影)に収められた石井国之氏所蔵本と同一であると断定された。同館の許可を得て、所蔵マイクロフィルムを借用し、デュープフィルムを作成した。
所蔵史料調査撮影の許可を与えられ、閲覧・調査にあたり種々ご高配を賜わった加賀市立中央図書館、同館館長中谷健治氏・同館久保壽子氏、福井県文書館、同館柳沢芙美子氏、福井県立図書館、滋賀県立安土城考古博物館、同館高木叙子氏に厚く御礼申し上げたい。
(金子 拓・黒嶋 敏)


『東京大学史料編纂所報』第44号