東京大学史料編纂所

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中川家文書の調査・撮影

 二〇〇八年二月十九日から、神戸市灘区の神戸大学に出張し、文学部人文
学科所蔵の中川家文書を調査・撮影した。
 中川家文書は、戦国・織豊期の武将中川清秀に始まる中川家の家伝文書で
ある。清秀とその子秀政が織田信長・豊臣秀吉に仕えたことから、信長・秀
吉、さらに徳川家康の文書を数多く含んでおり、当該期の政治史を解明する
ためには欠くことのできない文書群である。その全貌は『中川家文書』(臨
川書店、一九八七年)として翻刻・公刊されており、文書の内容をすべて容
易に知ることができる。そのためもあって、これまで本所では採訪の対象と
することがなかったが、今回ようやくマイクロフィルムに収めることができ
た。上記刊本は全部で二八三点の文書を載せているが、今回その全部の撮影
を済ませた。
 なお、調査・撮影に際し、大学院人文学研究科地域連携センター研究員の
森田竜雄氏に大変お世話になった。ここに記して謝意を表する次第である。
                              (鴨川達夫・村井祐樹・遠藤珠紀)


『東京大学史料編纂所報』第43号p.83