東京大学史料編纂所

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尼崎市教育委員会所蔵中世史料の調査・撮影

二〇〇七年一月一九日、大阪市西区に赴き、尼崎市教育委員会の所蔵史料
のうち、中世文書を中心に調査・撮影した。担当いただいた同委員会の楞野
一裕氏に改めて謝意を表する。同委員会の整理番号に従って、撮影目録を掲
げる。
二  嘉吉元年一〇月一七日   室町幕府管領細川持之奉書   一幅
     『兵庫県史』史料編中世九六一二頁収録。『論叢ゆほびか』創
     刊号の楞野氏論考参照。
一二 永仁二年三月日      東大寺大佛殿油納所枡注文   一巻
     『鎌倉遺文』一八五一四号。
一六(文禄三年)四月一三日   豊臣秀次朱印状        一幅
二一 元亨三年二月日      杭瀬荘雑掌申状案       一巻
     水木直箭氏旧蔵(国立歴史民俗博物館所蔵)と同内容。
  (文安五年)一〇月一五日 前田対馬守元有書状案      一通
   年月日         未詳某書状案          一通
五四 天正一四年一〇月四日  豊臣秀吉朱印状         一幅
     『兵庫県史』史料編中世九 六三〇頁収録。
六三 永徳二年三月晦日    三会院重書案          一帖
     最善本と推定される。原本の可能性もある。
   応永二七年三月二〇日  某院々領年貢公事書上      一帖
     レクチグラフ「散田帳」(6800-89、羽田竹仙堂所蔵)と同じ。一
     部『兵庫県史』史料編中世九六二四頁以下に翻刻される。
   長禄二年七月二〇日   天龍寺重書目録         二帖
     臨川寺旧蔵か。
六四(天正一八年)一〇月八日 豊臣秀吉朱印状         一幅
九六 一二月一六日      細川晴元書状          一幅
九九 正長二年八月七日    足利義教御判御教書       一通
一二八 一二月一八日     豊臣秀頼黒印状         一通
一三七 三月五日       足利義詮御内書         一幅
     影写本「堀口蘇山氏持参文書」(昭和一六年影写)所収と同じ。
一四四 長久元年一一月二八日 官宣旨案            一巻
    長久五年八月二六日  官宣旨案            一通
    天喜四年二月二三日  水成瀬荘田堵等解        一通
                             以上一巻
   (仁平三年)一〇月五日 越中大夫資信奉書        一通
    仁平三年一〇月七日  散位某奉書           一通
                             以上一巻
    天徳四年一二月二七日 太政官牒案           一通
    延久三年六月三〇日  太政官牒案           一通
    承保二年八月二三日  官宣旨案            一通
                             以上一巻
     以上八通は東大寺文書で、摂津水無瀬荘・猪名荘、大和清澄荘、
     美濃大井・茜部荘の文書で、未紹介を含む。

                         (川本慎自・村井祐樹・山家浩樹)


『東京大学史料編纂所報』第42号p.118