63 九州大学九州文化史研究所所蔵文書の調査・撮影
二〇〇五年三月一四日より一七日まで、福岡市九州大学九州文化史研究所へ出張し、同所所蔵の史料のうち、薬師寺文書および若干の長崎関係を中心とする関連史料を、調査・撮影した。
薬師寺家は、近世長崎の町年寄であると同時に、自覚流と称する砲術の一流派の伝授を行っていた。同所所蔵の薬師寺文書は、特に砲術関係が中心であるが、薬師寺家の経営、町年寄としての史料も含まれる。二〇〇五年度は砲術関係を中心とする四百点ほどの撮影を行った。
それ以外に撮影した史料については以下の通り。
写本類 B二三‐一 忠利公御自分御書出 一冊
松木文庫 三二六[長崎乙名日記] 一冊
松木文庫 三四〇 (仮題)長崎市中明細帳 一冊
松木文庫 四七九 石本家乙名役向書付 一冊
松木文庫 七三四 覚 一冊
松木文庫 七七六 口上書扣 一冊
古賀文庫 三二 享和二年道富書翰 一冊
古賀文庫 三五 寛政二戌年紅毛横文字并和解 一冊
古賀文庫 五一 寛政子四年以来覚書 一冊
古賀文庫 六七 子十月分日記 一冊
(小宮木代良・木村直樹)
『東京大学史料編纂所報』第40号