東京大学史料編纂所

HOME > 編纂・研究・公開 > 所報 > 『東京大学史料編纂所報』第39号(2003年)

益田家文書編纂関係史科の調査(山口県立山口県文書館)

 二〇〇四年三月一五日から一八日まで、山口県立山口県文書館に出張し、益田家文書編纂関係史料として、同館毛利家文庫「遠用物」、および同館閲覧室で公開を行っている同館所蔵諸家文書目録の調査を行った。
 このうち遠用物とよばれる史料群は、山口県文書館編『毛利家文庫目録』第一分冊~第五分冊に掲載されていないもので、これまでに総数約一万二千点余のうち、中世(慶長五年以前)関係約五五〇点、近世前期(正徳期まで)二七一九点、近代(明治以降)一二六点が仮日録によって公開されている。写・案文も多いが原本も存在し、貴重な史料群である。今年度は中世関係文書一〇〇点ほどの調査・撮影を行ったが、次年度以降も継続して行う予定である。なお、「遠用物」中世関係文書の一部は、『山口県史 史料編中世3』(二〇〇四年刊行)に収録されている。また、同館所蔵の諸家文書目録閲覧においては、本所未撮影の中世文書・近世初期文書群を確認し、次年度以降の調査・撮影対象に関する情報収集を行った。以上、同館の調査・撮影においては、同館専門研究員和田秀作氏の協力を得た。記して謝意を表する。

                             (久留島典子)


『東京大学史料編纂所報』第39号p.107