65.ロシア所在日本関係史料調査

二〇〇一年七月七日~十三日、加藤友康所長を先頭にロシア連邦サンクトペテルブルグ市に出張し、日本関係史科の調査および調査事業への協力要請を行なった。訪問先は、国立海軍文書館・科学アカデミー東洋学研究所・サンクトペテルブルグ国立大学東洋学部・クンストカーメラ(民族学博物館)等である。
 なお、本調査には、麓慎一助教授(新潟大学人間教育学部)、米重文樹教授(本学大学院人文社会系研究科)、有泉和子氏(同大学院生)の同行と協力を得、米重・有泉両氏には、十一日~十五日にかけてモスクワへ移動してロシア帝国外交文書館の調査を御願いした。
 また、サンクトペテルブルグ現地ではワジム・クリモフ教授(サンクトペテルブルグ国立大学東洋学部)の親身な助言と協力を得た。記して感謝したい。
 以下に調査の概要を記す。
(中略)

                              (小野 将・加藤友康・保谷 徹)

『東京大学史料編纂所報』第38号