東京大学史料編纂所

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荘園絵図関係史料の調査

 二〇〇二年三月一二日~一五日にかけて、荘園絵図関係史科の調査のため福岡県・佐賀県に出張した。九州大学文学部日本史学研究室においては、中世末期の絵図を含む田尻文書につき、同研究室架蔵写真帳を閲覧し、本所末撮影分の点数ならびに形状の確認を行った。つづいて本所所蔵橘中村家文書内にある「肥前国長島荘高瀬差図」の現地踏査を行った。同園はこれまで未紹介であったため基本的な検討すらなされたことがなかったが、今回の地名調査および聞き取り調査によって、同園が武雄市高瀬地区を描いたものであることを確認した。調査にあたっては、佐賀県武雄市歴史資料館学芸員の川副義敦氏に全面的にご協力をいただいた。記して感謝申し上げる次第である。なお同調査については、画像史料解析センター通信18号に掲載してある。

                    (井上 聡・黒嶋 敏・村井祐樹)


『東京大学史料編纂所報』第37号p.76