東京大学史料編纂所

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国立歴史民俗博物館所蔵古記録等の調査

 二〇〇〇年八月二二日〜二四日、二〇〇一年二月一四日〜一六日の二度、大日本古記録『民経記』八・『実躬卿記』四の編纂のため、佐倉市国立歴史民俗博物館所蔵の、『経光卿大仁王会参仕記』(二種)・『経光卿維摩会参向記』(二種)・『経光卿改元定記』・『大嘗会雑事日限勘例』・『大納言拝賀着陣部類記』・『経光卿記抄』(三種)・『経光卿記』(二種)・『仁治二年六月記』・『経光卿暦記』寛元四年・『守光公雑記』・『兼賢公雑記』(以上、広橋本)、及び『三長記紙背大嘗会記』(田中本)を調査し、原稿の原本校正を行った。なお、二月の調査には菅原昭英・吉田早苗が同行した。また、尾上は一〇月二日にも出張し、巻頭図版として利用するため、『経光卿記』・『経光卿暦記』の一部を撮影した。
                            (尾上陽介・菊地大樹)


『東京大学史料編纂所報』第36号p.51