東京大学史料編纂所

HOME > 編纂・研究・公開 > 所報 > 『東京大学史料編纂所報』第33号(1998年)

東大寺図書館所蔵史料の調査・撮影

 一九九八年三月二三日から二七日まで、奈良市東大寺図書館に出張し、同館所蔵の史料のうち、記録部(一四二架)について、簡略調書の作成、マイクロフィルム撮影を行った。本年より記録部一四二架の撮影に着手し、一号〜八八号までの撮影を行った。撮影分には「年中行事記」「出世御後見記」などがある。これらは、近世史料を主体とするが、一部中世のものも含まれる。次年度以降も引き続き記録部一四二架の調査撮影を継続する予定である。なお今回は、『大日本古文書家わけ第十八 東大寺文書之十七』に使用する図版の撮影もあわせて行った。
        (保立道久・中藤靖之・吉田 成・山家浩樹・小林 聡・遠藤基郎)


『東京大学史料編纂所報』第33号p.107