東京大学史料編纂所

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東大寺図書館所蔵史料の調査・撮影

 一九九四年三月二七日から三一日まで、奈良市東大寺図書館に出張し、同館所蔵の史料のうち、前年度に引き続き、記録部一四一架の三九一から五二六までにつき、簡単な調書を作成し、マイクロフィルムに撮影した。戦国期以降の、帳簿類や法会の記録を中心とする。うち、四六六Aの二月堂修中練行衆日記(一冊目)は、焼損のため調査撮影を見送った。本所架蔵影写本を利用されたい。略目録は、次年度以降に掲載する。
 また、東大寺成巻文書(百巻文書)のうちから、標本となる史料を、四×五フィルムに撮影し、他に文書若干点を、マイクロフィルムに撮影した。東大寺図書館のご高配に、改めて謝意を表する。
        (保立道久・黒川高明・遠藤基郎・針生邦男・中藤靖之・山家浩樹)


『東京大学史料編纂所報』第29号p.88