東京大学史料編纂所

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陽明文庫所蔵史料の調査・撮影

 昭和六十一年十月二十日より二十三日までの四日間、京都市宇多野の陽明文庫に出張し、近世文書記録の調査・撮影を行なった。「陽明文庫分類目録 家門篇」に拠って調査を進め、今回は「三、家領」に分類されているもの、架番号四六四三より四九七六まで、一〇〇一六より一〇一〇二まで、一四八四〇より一四九五五までのものの中から、都合五三〇点、マイクロフィルムにして一〇〇フィート三函を撮影した。この内には、延享三年判物改書附、家領村々拾ヶ年貢米石厘附帳、元和三年御算用御目録、物成勘定帳など、冊子本・一紙ものの文書記録の他に、「桜木御殿絵図」、「堀川御殿絵図」、「藤御殿絵図」などの大部の屋敷図も含まれている。
                     (橋本政宣・梅沢ふみ子・小宮本代良)


『東京大学史料編纂所報』第22号p.107