東京大学史料編纂所

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所報―刊行物紹介

越後国郡絵図

 本書は、慶長二年作成と伝える米沢上杉家襲蔵の「越後御絵図」二鋪(頸城郡・瀬波郡)の釈文に、索引と解題を附したものである。同絵図は、本所により昭和五十八・六十年に多色オフセット印刷で複製二帙が刊行されているが、本書はこの複製と対照できるように配慮されている。
 釈文作成にあたり、村名を各郡絵図について西端より郷または朱線による区画に従って配列し、村名に郡毎の通し番号をつけた。頸城郡は三八〇ケ村、瀬波郡は二五三ケ村を数える。各村には、知行形態・本納・縄ノ高・家数・人数等の注記がある。村名には、現在の市町村・大字・小字名を附し、複製の図版番号を示した。
 村名以外の地名・社寺名・注記等は、区画毎に最後にまとめ、村名同様、現在の地名を附し、必要に応じ現在の呼称または表記を加えた。
 索引は、郡毎に村名・知行人・その他に分けて五十音順とし、村名には現在の地名から推定した読みをつけた。村名の読み及び現地比定については、現地に出張して調査し、各地の教育委員会・郷土史家等の援助を得た。
 本絵図の、記載と描法、成立と伝来、絵図の範囲、史料価値については、解題を参照されたい。
(例言二頁、目次一頁、本文一二五頁、索引三二頁、解題八頁)
担当者 皆川完一・高木昭作・黒田日出男・鈴木圭吾・林 譲・鶴田 啓


『東京大学史料編纂所報』第22号p.41