大日本古文書 家わけ第十七「大徳寺文書之十四」

本冊には、大徳寺文書丁箱の補遺二通、および庚箱の補遺一通と、既刊大徳寺文書の編年総目次を収めた。
 これらの補遺は、丁箱については昭和五十九年四月の大徳寺出張の際、庚箱については昭和五十七年十一月の出張の際、確認したもので従来編纂漏れになっていたものである。双方とも関連史料とあわせて興味深い内容を有している。
 また、編年総目次の体裁は、時代別の編年とし、年紀不明の文書はその時代を推定して、該当の時代の末尾に一括収載した。なお、総目次の刊行に際し、既刊の各冊に収めた文書の年紀・文書名などを訂正した場合は総目次の該当の箇所に「*」のマークを付し、それを明示した。
(例言二頁、本文六頁、編年総目次三二九頁)
担当者 保立道久

『東京大学史料編纂所報』第20号 p.62**-63