東京大学史料編纂所

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妙法院所蔵史料調査

 昭和五十八年六月二十日より二十六日までの七日間、前年度に引続き、京都市東山区の妙法院門跡所蔵の史料調査を行ない、以下の史料を撮影した。整理の番号は「妙法院所蔵重書目録」(架番号四一〇〇/六五/一〜一〇)によった。なお昭和四十九年より始めた妙法院の史料調査は今回の調査を以て終了する。調査撮影の機会を与えられた妙法院門跡の各位に深謝申上げる。とくに三崎義泉氏の御指導に記してお礼申上げる。同院調査に参加した所員は、菊地勇次郎・林幹弥・今泉淑夫・千々和到・石上英一・永村真・加藤友康・鈴木圭吾・酒井信彦・厚谷和雄・高沢実である。  

第六十ノ箱
第十九括 両部印信                          四巻一括
 一、宝暦四年閏二月十九日慈泉示亮範台蔵界印信              一巻
 二、同右 金剛界印信                          一巻
 三、同右 両部印信                           一巻
 四、文化四年十二月真応示栄応両部印信案                 二通
第二十括
 一、口宣案                            十八通一括
  イ、宝暦二年十二月十四日  堯明叙法眼                一通
  ロ、宝暦三年十一月廿七日  堯明任権少僧都              一通
  ハ、宝暦五年三月三日    堯明叙法印                一通
  ニ、天明四年七月十日    真応任少僧都               一通
  ホ、天明五年二月十七日   真応転任大僧都              一通
  ヘ、天明五年二月十七日   真応叙法印                一通
  ト、寛政七年九月廿四日   真応任権僧正               一通
  チ、文化七年五月廿八日   真応転任僧正               一通
  リ、文化十一年八月十七日  真昌叙法眼                一通
  ヌ、文化十三年六月二十日  真昌任少僧都               一通
  ル、文政三年三月八日    真昌転任大僧都              一通
  ヲ、文政三年三月八日    真昌叙法印                一通
  ワ、文政三年十二月廿一日  真応転任大僧正              一通
  カ、天保七年八月廿八日   教全叙法眼                一通
  ヨ、天保八年二月十八日   教全任少僧都               一通
  タ、天保十二年三月十一日  教全叙法印                一通
  レ、天保十二年三月十一日  教全転任大僧都              一通
  ソ、嘉永三年九月十六日   教全任権僧正               一通
 二、綸旨其他
  イ、(宝永三年)六月八日清閑寺治房奉常住金剛院僧正宛         一通
  ロ、八月廿九日清閑寺治房奉日厳院僧正宛                一通
  ハ、(宝永七年)正月八日烏丸光栄奉常住金剛院僧正宛          一通
  ニ、(正徳三年)十二月十三日甘露寺尚長奉常住金剛院前大僧正宛     一通
  ホ、(享保四年)十二月十一日勧修寺高顕奉常住金剛院僧正宛       一通
  ヘ、(享保五年)二月廿三日日野西兼栄奉常住金剛院前大僧正宛      一通
  ト、(享保十三年)十二月十日中御門宣誠奉常住金剛院前大僧正宛     一通
  チ、(享保十五年)十二月十日清閑寺秀定奉常住金剛院前大僧正宛     一通
  リ、(享保十七年)八月十九日清閑寺秀定奉常住金剛院前大僧正宛     一通
  ヌ、(享保二十年)八月廿七日広橋兼胤奉金剛院大僧都宛         一通
  ル、七月二日烏丸光祖奉常住金剛院大僧正宛               一通
  ヲ、七月三日正親町公明奉常住金剛院僧正宛               一通
  ワ、七月四日鷲尾隆建奉常住金剛院前大僧正宛              一通
  カ、八月廿七日坊城俊方奉日厳院僧正宛                 一通
  ヨ、十一月十二日広橋兼胤奉日厳院前大僧正宛              一通
  タ、十二月二日葉室長順奉金剛院権僧正宛                一通
  レ、文政三年十二月廿一日小槻以寧奉宣旨                一通
第二十一括
 一、款状案                               一包
  イ、寛文八年二月十一日道晃親王款状案                 一通
  ロ、元禄三年八月九日宥雅款状案                    一通
  ハ、元禄三年九月十四日太政官牒写                   一通
  ニ、元禄十一年十二月十一日晃海款状案                 一通
  ホ、享保五年八月十五日舜定款状案                   一通
  ヘ、享保十六年一月日舜定款状案                    一通
 二、十二月七日堯然親王御教書最教院権大僧都宛              一通
 三、康永三年七月無品親王庁解文写                    一巻
 四、文化六年七月真応款状案                       一通
 五、慶安五年三月十八日土御門泰重御加行日時勘文             一通
 六、天台座主職補任ノコト覚書                      一通
 七、(包紙)「雑秘」                          一包
  ハ、文化四年十二月真応示啓豪胎蔵界印信                一通
  リ、修法記断簡                            一括
第二十二括
 一、慶長七年三月日常胤親王除目年給                   一巻
 三、鎮国道場本仏仁忠和尚八箇問答記                   一巻
 四、三壇御修法近例                           一巻
第二十四括
 三、延文三年灌頂表白案文                        一通
第二十五括
 四、公家法中方次第                           一巻
 一〇、常住金剛院書類                          一括
  イ、金剛院御領一紙目録                        七点
  ロ、安政二年十二月常住金剛院年賦証書                 一通
  ハ、安政四年五月常住金剛院勧喜天預ケ状                一通
  ニ、常住金剛院証状                          三点
 一二、播磨清水寺文書                          一括
  イ、元弘三年十月七日光英請取写                    一通
  ロ、幕末ヨリ明治始メ清水寺願書届書請書等              十三通
 一三、南都大仏殿再建ニ関スル書付                  四点一括
第二十六括
 一、恭礼門院七回忌元慶寺結縁灌頂記録                  二冊
 二、元禄十三年元亨釈書過眼記                      一冊
 三、円恕実恕両僧正代書翰証文類                  十四点一括
第二十八括
 一、堯仁親王筆瑜伽菩提心論                       一巻
第六十一ノ箱
第二十二括 (包紙) 「雑々 書付消息」                 一括
 一、十一月廿日久世通夏書状日厳院僧正充                 一通
 二、正月廿七日良海書状金剛院権僧正充                  一通
 三、三月七日松禅院実俊書状金剛院大僧正充                一通
 四、九月廿一日広橋伊光書状常住金剛院権僧正充              一通
 五、八月廿六日意成院玄照書状常住金剛院権僧正充             一通
                                 他約百四十点
第二十三括
 一、(包紙)「書翰」                          一包
  イ、三月廿三日中嶋政幸書状木村三郎兵衛充               一通
  ロ、正月廿八日安祥院�忍書状金剛院権僧正充              一通
  ハ、正月廿九日教全書状正観院前大僧正充                一通
                                  他約五十点
 二、(包紙)「金剛日厳武辺願書類入」                  一包
  イ、天明八年十二月十五日竹中治部願書                 一通
  ロ、十二月九日本山寺実厳書状                     一通
                                    他四点
 三、(包紙)「本室先代勘例等雑々」                   一包
  イ、妙法院門跡歴代                          一枚
  ロ、正月十二日真応書状案甘露寺一位充                 一通
  ハ、正院家次第安永二年二月改                     一枚
  ニ、御昇進ニ付別段御使上京之節御進献物              横帳一冊
                                    他二点
 四、(包紙)「古書」                          一包
  イ、三月五日中院通躬書状金剛院僧正充                 一通
  ロ、四月九日庭田重孝書状金剛院前大僧正充               一通
  ハ、九月廿二日久世通夏書状金剛院僧正充                一通
  ニ、八月十五日梅溪通仲書状金剛院充                  一通
                                  他四十四点
第二十四括 (包紙)「雑々」                       一包
 一、三月十五日山田俊弘佐久間嘉勝連署状日厳院側役人充          一通
                                   他十四点
第二十五括 (包紙)「断片」                       一包
 一、播州清水寺塔婆供養諷誦願文                     一通
                                    他一点
第六十二ノ箱
第一括 堯然親王詠草                         百枚一包
第二括 堯然親王消息案文                         一包
 一、(寛永三年)正月七日堯然親王消息案                 一通
 二、九月五日堯然親王消息案松平出雲守充                 一通
 三、正月十二日堯然親王消息案正親町大納言充               一通
                                  他四十六点
第三括 堯恭親王詠草                       百八十枚一包
第四括 堯恭親王仮名消息案                     十四枚一包
第十五括
 二、享保二年月日無動寺勧進状                      一巻
第十七括
 一、和歌雑稿                              一帖
第十八括 和歌懐紙ノ反故等                        一包
第六十三ノ箱
第一括 常胤親王詠草                         二十二枚
第二括 常胤親王詠草及ビ消息案文                   七十二枚
第四括 堯恭親王詠草
 一、中院通躬点及ビ添削                         八枚
 二、三条西公福点及ビ添削                       十五枚
 三、有栖川宮職仁親王添削                       十三枚
 四、冷泉為村点                             一枚
 五、詠草清書留                             一枚
 六、中御門院七回聖忌懺法講詠草                     一枚
 七、夢中感得和歌                            一枚
 八、聖廟法楽和歌詠草                          二枚
第五括 堯恭親王消息案文
 一、正月廿三日堯恭親王消息案金剛院充                  一通
 二、七月十九日堯恭親王消息案普応院充                  一通
 三、五月十九日堯恭親王消息案小坂殿充                  一通
 四、十一月八日堯恭親王消息案勧修寺宮充                 一通
                                  他約五十点
第六括 堯恭親王仮名消息案文
 一、(享保廿年二月廿六日)堯恭親王仮名消息案勾当内侍充         一通
 二、(宝暦二年六月九月)堯恭親王仮名消息案勾当内侍充          一通
                                  他約五十点
第七括 堯恭親王消息案文
 一、五月五日堯恭親王消息案金剛院充                   一通
 二、六月四日堯恭親王消息案中院大納言充                 一通
 三、即刻堯恭親王消息案姉小路大納言充                  一通
 四、十一月十三日堯恭親王消息案中務宮充                 一通
                                  他約五十点
第八括 堯恭親王消息案文
 一、五月十三日堯恭親王消息案勧修寺宮充                 一通
 二、六月廿六日堯恭親王消息案普応院大僧都充               一通
 三、三月廿三日堯恭親王消息案八条宰相充                 一通
 四、(寛延四年)四月十日堯恭親王消息案芝山前宰相充           一通
 五、(元文元年)十二月廿三日堯恭親王消息案青蓮院宮充          一通
 六、三月二日堯恭親王消息案輪王寺新宮充                 一通
                                  他約八十点
第十括 堯恕堯延両親王筆蹟                       十四点
第十一括 雑文書
 一、書状案文断簡等                           一包
 二、絵下書                               三枚
丙ノ箱
第一括 延応元年八月廿九日尊性親王遺告状                 一巻
第二括 寛元三年四月十七日公性譲状                    一巻
第四括 貞治元年十二月十三日亮性親王遺告状                一巻
第六括 貞治元年十二月十三日亮性親王譲状写                一巻
第七括 応安三年九月廿九日亮仁親王遺告状                 一通
第八括 亮仁親王譲状                           一通
                                  右二通一巻
第十一括 堯仁親王筆山王霊験記ノ内                    一巻
第十三括 覚胤法親王和歌懐紙                       一幅
第十四括 常胤法親王和歌懐紙                       一幅
第十五括 堯然親王和歌懐紙                        一幅
第十六括 堯恕親王詩懐紙                         一幅
第十七括
 一、堯恕親王御遺偈                           一幅
   (外題墨書)「師子吼院御遺偈」
   (署名)「鐵龍庵主人」
第十八括
 一、堯恕親王御日記                         三十二冊

  イ、(内表紙)「寛文三癸卯年従十月廿三日至十二月晦日/座主拝任日次記」
  ロ、(内表紙)「寛文四甲辰年従正月元日/座主日次記」
    (奥書)「無品堯恕親王書之」
  ハ、(内表紙)「寛文五乙巳年/座主日次記」
    (奥書)「寛文五乙巳年十二月廿九日書/天台座主一品堯恕親王(花押)」  
  ニ、(内表紙)「寛文六丙午年/日次記」
    (奥書)「天台座主二品堯恕親王書」
  ホ、(内表紙)「寛文七丁未年/日次記」
    (奥書)「天台座主二品親王(花押)」
  ヘ、(内表紙)「寛文八年戊申/日次記」
    (奥書「天台座主二品堯恕(花押)親王記之、」)
  ト、(内表紙)「寛文己酉年元日/日次記」
    (奥書)「寛文己酉十二月二十九日/前天台座主二品(花押)親王記之、」  
  チ、(内表紙)「寛文十庚戌年正月日/日次記」
    (奥書)「前天台座主二品堯恕親王(花押)」
  リ、(内表紙)「寛文辛亥/日次記」
    (奥書)「寛文十一年十二月三十日、前天台座主二品(花押)親王記之、」
  ヌ、(内表紙)「寛文壬子/日次記」
    (奥書)「寛文辛(壬)子十二月卅日/前天台座主二品(花押)親王記之、」
  ル、(内表紙)「寛文十三癸丑年/延宝元年/日次記」
    (奥書)「今年従正月都而雑々用事繁多之故、細々/之事不遑記之、/十二月晦日 前天台座主二品堯恕(親脱カ)王記之、」
  ヲ、(内表紙)「延宝二甲寅年/日次記」
    (奥書)「予従今日病気也、疱瘡、仍而不能/記之、/延宝二甲寅年十二月廿七日/前天台座主二品(花押)親王記之、」
  ワ、(内表紙)「延宝三乙卯年/日次記」
    (奥書)「延宝三乙卯年十二月晦日/前天台座主二品(花押)親王記之、」
  カ、(内表紙)「延宝四丙辰年/日次記」
    「延宝四年十二月廿九日/前天台座主二品堯恕親王記之、」
  ヨ、(内表紙)「延宝五巳年/日次記」
    (奥書)「延宝五年歳次丁巳閏十二月廿九日/前天台座主二品(花押)親王記之、」
  タ、(内表紙)「延宝六戊午年/日次記」
    (奥書)「延宝六戊午年十二月廿九日/前天台座主二品堯恕親王記之、」
  レ、(内表紙)「延宝七己未年/日次記」
    (奥書)「延宝七己未年十二月晦日/天台座主二品(花押)親王記之、」
  ソ、(内表紙)「延宝庚申/日次記」
    (奥書)「延宝八庚申年臘月卅日/天台座主二品(花押)親王記之、」
  ツ、(内表紙)「延宝辛酉/改天和元年/日次記」
    (奥書)「天和元年十二月三十日、天台座主二品堯恕親王記之、」
  ネ、(内表紙)「天和二壬戌/日次記」
    (奥書)「天和二年十二月卅日/天台座主二品(花押)親王記之、」
  ナ、(内表紙)「天和三癸亥年/日次記」
    (奥書)「天和三年十二月晦日、天台座主二品堯恕親王記之、」
  ラ、(内表紙)「天和四甲子年/改元貞享/日次記」
    (奥書)「貞享元甲子年十二月晦日/天台座主二品(花押)親王記之、」
  ム、(内表紙)「貞享二乙丑年/日次記」
    (奥書)「貞享辛〔乙〕丑十二月廿九日書之、/天台座主二品堯恕親王記之、」
  ウ、(内表紙)「貞享三丙寅年/日次記」
    (奥書)「貞享三丙寅十二月廿九日/二品(花押)親王記之、」
  ヰ、(内表紙)「貞享四丁卯年/日次記」
    (奥書)「貞享四年十二月晦日/天台座主二品(花押)親王記之、」
  ノ、(内表紙)「貞享五戊辰年/元禄元年/日次記」
    (奥書)「元禄元年十二月廿九日、天台座主堯恕書之、」
  オ、(内表紙)「元禄二己巳年/日次記」
    (奥書)「十二月廿九日、天台座主二品(花押)親王記之、」
  ク、(内表紙)「元禄三庚午年/日次記」
    (奥書)「天台座主二品堯恕親王記之、」
  ヤ、(内表紙)「元禄二二辛未年/日次記」
    (奥書)「元禄辛未十二月晦日、天台座主二品(花押)親王記之、」
  マ、(内表紙)「元禄五壬申年/日次記」
    (奥書)「年中無為無事珍重々々、/元禄五壬申年十二月晦日、天台座主二品堯恕親王記之、」
  ケ、(内表紙)「元禄六癸酉年/日次記」
    (奥書)「元禄六年十二月廿九日/前天台座主二品(花押)親王記之、」
  フ、(内表紙)「元禄七甲戌年/元禄八乙亥年/日次記」
    (元禄七年日記奥書)「元禄七甲戌年十二月廿九日書之、(花押)記之、」     

 二、日記目録                              一冊
第十九括
 一、堯恕親王堯 憲 連歌後西天皇御判詞                 二巻
  イ、(奥書)「愚案付墨廿八句長二」
  ロ、(奥書)「僻案付墨廿五句長三
    (別筆)「堯憲十内長一
         堯恕十五内長二」」
 二、堯恕親王堯  憲連歌後西天皇勅点                  一巻
   (奥書)「愚案付墨二十九句長三
   (別筆)「堯恕十六内長一
        堯憲十三内長二」」
第二十二括
 一、堯恭親王御日記                           七冊
  イ、(表紙)「享保十七壬子年/日次記熙堂」
  ロ、(表紙)「享保十八癸丑年/日次記堯恭」
  ハ、(表紙)「享保十九甲寅年/日次記堯恭」
  ニ、(表紙)「享保廿乙卯年正月/日次記堯恭」
  ホ、(表紙)「享保廿一丙辰年/元文元年四月八日改元/日次記」
  ヘ、(表紙)「元文二丁巳歳/日次記」
  ト、(表紙)「己未/堯恭/元文四年記」
第二十四括
 一、真仁親王御日記                           一冊
   (表紙)「天明丁未正月朔熙堂日纂/座主真書之、」
第二十五括
 一、教仁親王御日記                        十五冊ノ内
  イ、(表紙)「天保九年/日次記/戌」
    (奥書)「自七月到極月、」
第二十八括
 一、智者大師別伝新解(上・下)                     二冊
   (外題)「智者大師別伝新解上(下)」
   (内題)「隋天台智者大師別伝註巻之上(下)」
   (巻下奥書 朱書)「延宝(五年)丁巳春二月十二日分句逗、」
 二、智者大師別伝新解御叙文原稿                   五点一包

   (包紙)「智者大師別伝新解御叙文原稿
     是は堯恕親王新解御著作の時、/霊元法皇御製序文御代作ありし草稿ニて、蓋し故草ハ/堯延親王ニて、其上ニ堯恕親王種々御削正なりしものゝ如し、/稿本五通あり、各同しからす、是ハ新解の匣中ニ/納め厚く保存あるへきものなり、」
第六十六括

 一、真仁親王御詠草其他                       六点一包
  イ、詠草                               一冊
  ロ、詠草                               一冊
    (表紙)「詠藻」
  ハ、詠草                               一冊
  ニ、詩稿                               二紙

    (包紙)「此詩稿ハ蓋シ堯延親王の御/作ニ堯恕親王の御評アリ/シモノナルヘシ、〓装小巻トナ/サレ度モノ也、」     

  ホ、嵐山御遊之記                           一通

    (包紙)「是ハ真仁親王嵐山賞花御遊の時御/供人の作れる和文の記なり、筆跡ニより/壱人を考るへし、頗るおもしろき文也、」     

  ヘ、竹図                               一枚

    (包紙)「真仁四才筆雖多有之、但一枚/留、必々室内勿出ス〓/後人宜可守、穴賢々々、」 第二十六括 歴世門主遺墨帖                        一帖   一、六月晦日快修書状                         一通   二、四月廿五日亮仁書状日厳院宛                    一通   三、延慶二年十月廿四日前大僧正尊教譲状                一通   四、寛正三年九月十一日教覚書状日野宛                 一通   五、巻数添状                             一通   六、詩歌色紙                             九枚   七、堯仁親王書状                           一通   八、堯仁親王写経奥書                         一紙   九、詩歌色紙(康応元年十月十九日、花押)               三枚   十、後九月十八日教覚書状                       一通   十一、覚胤法親王和歌短冊                       一枚   十二、堯尊法親王和歌短冊                       一枚   十三、常胤法親王和歌短冊                       一枚   十四、堯然親王和歌短冊                        一枚   十五、堯恕親王和歌短冊                        八枚   十六、堯延親王和歌短冊                        二枚   十七、堯然親王和歌色紙                        二枚   十八、堯然親王和歌短冊                        三枚   十九、堯恕親王和歌色紙                        五枚   二十、堯延親王和歌色紙                        四枚   二十一、同詩歌色紙                          一枚   二十二、同詩歌短冊                          一枚   二十三、同詩歌懐紙                          一枚   二十四、堯恭親王和歌懐紙                       三枚   二十五、同詩歌懐紙                          一枚 第四十二括 覚胤親王和歌懐紙                       一枚 第四十八括 堯然親王発句                         一幅 無番号、堯恕筆七猿図                           一幅

                   (林幹弥・今泉淑夫・酒井信彦・厚谷和雄)


『東京大学史料編纂所報』第19号p.119