中世学研究会 第2回シンポジウム

「琉球の中世」

 

*主催:中世学研究会

 

*開催趣旨:

 本シンポジウムでは、いわゆる古琉球期(10世紀〜1609年島津氏侵攻)を中心に、日本(ヤマト)の「中世」との比較も視野に入れつつ、琉球社会の多核的・分散的(「中世」的?)な状況を確認し、中世における「国家」の内実を考察することを目指します。特に、那覇港を拠点とする朝貢交易を主導し、首里に集住する士族を通じて各地を支配していたという、一極集中・中央集権のイメージのみで語られがちな琉球の国家が、按司などの地方の勢力や民間の交易ルートとどのように関係していたか、また、どのような人々・港湾設備・船舶に支えられていたか、などについて、具体的かつ多角的に検証していきたいと思います。

 

*日時:2018年6月30日(土)13:0016:30  7月1日(日)10:0016:00

     各報告は1時間、質疑討論は30

 

*場所:東京大学 法文2号館 1番大教室(東京都文京区本郷7-3-1

(東京メトロ丸ノ内線・都営地下鉄大江戸線「本郷三丁目」駅、東京メトロ南北線「東大前」駅下車)

 

*内容:

6月30日(土)

 

13:00~13:20 趣旨説明 高橋慎一朗(東京大学・文献史)

13:20~14:20 報告1「1114世紀の琉球」

           池田榮史(琉球大学・考古学)

14:20~14:50 質疑討論 小野正敏ほか

 

   (休憩)

 

15:00~16:00 報告2「東南アジアの港市国家と琉球」

           岡本弘道(県立広島大学・東洋史)

16:00~16:30 質疑討論 関 周一ほか

 

 17:30〜 懇親会(先着50名) 会場:ピアンタ本郷(文京区本郷2-30-7

 

7月1日(日)

10:00~11:00 報告3「第一尚氏期首里の外港を探る-画像史料の再検討から-
            黒嶋 敏(東京大学・文献史)

11:00~11:30 質疑討論 柳原敏昭ほか

 

   (昼休み)

 

12:30~13:30 報告4「交易船構造の革新と琉球−南シナ海型ハイブリッド船の登場−」

                       木村 淳(東海大学・水中考古)

13:30~14:00 質疑討論 荒木和憲ほか

 

  (休憩)

 

14:10~16:00 全体討論 司会 村木二郎(国立歴史民俗博物館)・高橋慎一朗

  質疑 村井章介ほか

 

 

*シンポジウム参加費:2000円

 

*懇親会費:5000円

 

*申込方法:氏名・所属・連絡先・懇親会出欠を明記の上、メールまたはハガキにて下記までお申込みください。準備の都合上、必ず事前の申し込みをお願いします。特に懇親会は先着順で締め切りますので、早めにお申し込みください。

 

*申込先:chuseigakukenkyukai@yahoo.co.jp

          285-8502 千葉県佐倉市城内町117 国立歴史民俗博物館 村木二郎

 

*申込締切:2018615日(金)

 

*注意事項:近年、東京周辺の宿泊施設は予約が取りにくくなっております。飛行機等の交通手段も含め、早めのご対応をおすすめいたします。

 

 

 

*会場案内図

             

 

 

 

質疑討論は、お名前のあがっている方々をはじめ、参加者の皆様から、幅広く自由にご意見を出していただく場にしたいと思いますので、より多くの皆様のご参加をお待ちしております!

 

 

             中世学研究会世話人(高橋慎一朗・中澤克昭・中島圭一・村木二郎)