醍醐寺文書は呼んでいる!!

 

 このコーナーでは、『醍醐寺文書』を(1点だけでも!)活用して作成された論文・著書・史料紹介等を、最近のものを中心に思いつくままに順不同で列挙し、『醍醐寺文書』の史料としての可能性を広く宣伝したいと思います。醍醐寺文書関係の研究を網羅したものではありませんので、その点はご了解ください。

 

なお、醍醐寺文化財研究所から『研究紀要』が刊行されていますが、これについては別に掲げますので、こちらをごらんください。

→『醍醐寺文化財研究所 研究紀要』内容一覧

 

 順不同(いちおう発表年の新しい順ですが、同一年のなかでの配列は順不同)、敬称略、更新不定期。あくまでも「手がかり」としてご活用下さい。

◇藤原重雄「『晴富宿禰記』紙背文書にみえる「洛中図」―洛中洛外図研究と史料の読み直し―」(『東京大学史料編纂所画像史料解析センター通信』103号、2024年)

◇坂口太郎・鈴木智大・藤本孝一「重要文化財『西南院文書』第九巻―西南院蔵「元応二年高野山大塔供養指図」の紹介とあわせて―」(『東京大学史料編纂所研究紀要』34号、2024年)

◇松本郁代「通海撰『五社講式』の翻刻と紹介―「金剛輪院鎮守五社」の成立と満済をめぐってー」(『横浜市立大学論叢 人文科学系列』751号、2023年)

◇大田壮一郎「藤井永観文庫所蔵 相覚撰・聖通伝領「古口決抄鈔出」について」(『アート・リサーチ』242号、2023年)

◇田中直子「表背墨書から辿る仏画の保存継承―醍醐寺座主高演の事績を中心としてー」(『地方史研究』426号、2023年)

◇林遼「室町期東寺にみる醍醐寺三宝院の政治的位置」(『歴史学研究』1040号、2023年)

◇松本郁代「鎌倉時代中期における天照大神の密教化―通海による「異国」の認識と清瀧権現をめぐって―」(『皇学館大学研究開発推進センター紀要』9号、2023年)

◇松本郁代「室町期における通海撰『太神宮参詣記』引用「伊勢大神宮事」の紹介―満済の神宮法楽復興と足利義持参宮にみる「伊勢の神」―」(『横浜市立大学論叢 人文科学系列』741号、2023年)

◇東京大学史料編纂所研究成果報告2022-8『 日本中近世寺社〈記録〉論の構築: 日本の日記文化の多様性の探究とその研究資源化』(2023年、以下の内容を含む、「醍醐寺史料にみる太元帥法の〈記録〉」高橋慎一朗、「太元帥法血脈」関口真規子、「大元法理性院相承次第」西弥生、「太元御修法雑々記」藤井雅子、「太元護摩次第」高橋慎一朗。東京大学学術機関リポジトリにて全文公開、https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/records/2007268

◇井野上真弓「文観房弘真と真言密教」(『大東史学』5号、2023年)

◇小池勝也「室町期東国醍醐寺領と「中央之儀」」(『日本歴史』899号、2023年)

◇田中直子「表背墨書から辿る義演の仏画の保存修復事績」(『日本歴史』898号、2023年)

◇西弥生「真言密教聖教の史料的特質と活用」(『日本史研究』725号、2023年)

◇古田功治「東寺長者拝堂儀礼に関する基礎的研究―「長者拝堂記」を中心に―」(『国史学』236号、2022年)

◇永沼菜未「『田中穣氏旧蔵典籍文書』にみる伊勢国大神宮法楽寺」(『国立歴史民俗博物館研究報告』234集、2022年)

◇坂口太郎「「吉田定房奏状」再考」(『立命館文学』677号、2022年)

◇細川涼一「山科東荘の大宅寺について―山科東荘における山科家と勧修寺―」(『仏教史学研究』641号、2022年)

◇小池勝也「鶴岡八幡宮新宮の成立と展開」(『仏教史学研究』641号、2022年)

◇阿部美香「宣陽門院の宗教空間におけるほとけとことば―東寺西院御影堂の中世的発展と貞慶の『舎利講式』をめぐって」(近本謙介編『ことば・ほとけ・図像の交響 法会・儀礼とアーカイヴ』(勉誠出版、2022年)

◇服部光真「近世前期の都市寺院における惣寺と寺僧―南都十輪院と瓦竈法寿庵―」(『元興寺文化財研究所研究報告2021』、2022年)

◇松本郁代「通海撰『清瀧権現講式』の紹介と翻刻―通海による清瀧権現と三宝院流―」(『横浜市立大学論叢 人文科学系列』731号、2022年)

◇西弥生「真言宗の文書・聖教―醍醐寺調査と目録作成をふまえて―」(『史学』9023号、2022年)

◇田中奈保「「押手聖天」の所在について」(『かまくら考古』53号、2022年)

◇辰田芳雄「足利義満政権下での官庁段銭について」(志賀節子・三枝暁子編『日本中世の課税制度―段銭の成立と展開』勉誠出版、2022年)

◇長崎健吾「室町期京都における地口銭賦課体制の成立過程」(志賀節子・三枝暁子編『日本中世の課税制度―段銭の成立と展開』勉誠出版、2022年)

◇大田壮一郎・松井直人「等持寺八講関係史料について―旧京都府立総合資料館収蔵中世文書の翻刻と紹介(2)」(『京都学・歴彩館紀要』5号、2022年)

◇林遼「足利義持期の武家祈祷と三宝院満済」(『東京大学日本史学研究室紀要』26号、2022年)

◇佐藤亜莉華「金剛王院流の醍醐寺座主輩出と世俗権力」(『ヒストリア』291号、2022年)

◇石塚菜々美「太元帥法の歴史的変遷―毛利氏・島津氏による事例に注目して―」(『日本女子大学大学院文学研究科紀要』28号、2022年)

◇遠藤基郎「中世起請文の成立と関白師通の急逝」(『東京大学史料編纂所研究紀要』32号、2022年)

◇堀川康史・三輪眞嗣「延文五年桂宮院伝法灌頂私記・同紙背文書」(『東京大学史料編纂所研究紀要』32号、2022年)

◇松本郁代「通海撰『清瀧権現講式』奥書の分析―梵舜筆写の意味と上醍醐との交流を中心に―」(『横浜市立大学論叢 人文科学系列』723号、2021年)

◇林遼「室町幕府における武家祈祷体制の確立過程」(『史学雑誌』13012号、2021年)

◇平雅行「鎌倉真言派の展開―随心院流を中心に―」(『京都先端科学大学 人間文化研究』47号、2021年)

◇芳澤元「髭僧にみる中世東国と宗教―遁世僧集団と関東天台談義所の交流網―」(菊地大樹・近藤祐介『寺社と社会の接点―東国の中世から探る―』(高志書院、2021年)

◇姜錫正「醍醐寺義演准后の聖教活用と教相法会」(『史艸』62号、2021年)

◇藤井雅子・佐藤亜莉華「史料紹介:醍醐寺所蔵「理性院流代々付法状案」について」(『史艸』62号、2021年)

◇野村朋弘「後醍醐天皇を支えた廷臣―岡崎範国について―」(『国学院雑誌』12211号、2021年)

◇久水俊和「中世後期における天皇主催仏事の展開―正月三仏事を中心に―」(『国学院雑誌』12211号、2021年)

◇似鳥雄一「「惣」の用法と意味―補集合の「惣」」(『鎌倉遺文研究』48号、2021年)

◇高鳥廉「足利将軍家子弟・室町殿猶子の寺院入室とその意義―室町殿と寺院・公家社会との関係を探るー」(『史学雑誌』1309号、2021年)

◇相馬和将「中世後期の猶子入室と門主・家門・室町殿」(『史学雑誌』1309号、2021年)

◇松井直人「室町幕府における侍所・山城守護の管轄領域区分」(『古文書研究』91号、2021年)

◇佐藤亜莉華「醍醐寺における法流相承と文書・聖教の生成―報恩院隆源を通して―」(『古文書研究』91号、2021年)

◇永村眞編『中世寺院の仏法と社会』(勉誠出版、2021年)

◇山家浩樹「室町幕府初期の財政基盤」(『史学雑誌』1306号、2021年)

◇榎原雅治「高山寺所蔵の二つの「神尾山一切経蔵領古図」と丹波国野口庄」(『東京大学史料編纂所附属画像史料解析センター通信』93号、2021年)

◇服部光真「近世明石寺の確立と碑伝・由緒書」(愛媛県歴史文化博物館編『明石寺と四国遍路』伊予鉄総合企画、2021年)

◇坂口太郎「中世前期の保寿院流金玉方高野伝と高野山一心院―高野山西南院蔵『保寿院流血脈私』の紹介とあわせて―」(『藝林』701号、2021年)

◇藤原重雄・高島晶彦「建暦元年「蔵人所孔雀経御修法用途奉送状」―醍醐寺地蔵院旧蔵の宿紙文書―」(『画像史料解析センター通信』92号、2021年)

◇村井祐樹「三好にまつわる諸々事―『戦国遺文 三好氏編より』―」(『東京大学史料編纂所研究紀要』31号、2021年)

◇福島金治「多治見長福寺蔵『美濃国池田御厨某寺奉加帳』」(『鎌倉遺文研究』47号、2021年)

◇佐藤亜莉華「醍醐寺僧と根来寺僧の交流とその変容」(『日本女子大学大学院文学研究科紀要』27号、2020年)

◇永村眞『中世醍醐寺の仏法と院家』(吉川弘文館、2020年)

◇平雅行「定豪とその弟子―鎌倉真言派の成立・展開―」(『京都先端科学大学 人間文化研究』45号、2020年)

◇西弥生「「法流預かり」にみる真言宗寺院の関係性―勧修寺と東寺を中心に―」(『平安仏教学会年報』第11号、2020年)

◇西弥生「醍醐寺の桜会」(京都府立京都学・歴彩館編『令和元年度 京都府域の文化資源に関する共同研究会報告書(洛東編)』2020年、同館)

◇芳澤元「醍醐寺賢西の『梅林折花集』と『真友抄』」(『説話文学研究』55号、2020年)

◇猪瀬千尋「『真友抄』『梅林折花集』と説話文学―「春日権現験記絵」「華厳宗祖師絵伝」との連関」(『説話文学研究』55号、2020年)

◇高橋慎一朗「賢西と上醍醐丈六堂」(『説話文学研究』55号、2020年)

◇小池勝也「中世における醍醐寺理性院流の展開と太元法」(『寺院史研究』16号、2020年)

◇佐藤稜介「三宝院持厳考」(『鹿園雑集』22号、2020年)

◇相馬和将「南北朝・室町期の醍醐寺における供僧・堂衆(夏衆)・執行」(『寺院史研究』16号、2020年)

◇相馬和将「書評:多田實道著『伊勢神宮と仏教―習合と隔離の八百年史―』」(『皇學館論叢』313号、2020年)

◇酒井紀美『人物叢書 経覚』(吉川弘文館、2020年)

◇小木曽千代子「房玄について」(『中京大学文学部紀要』541号、2019年)

◇熊谷隆之「五福とは何か―越中国御服荘の考察―」(『富山史壇』190号、2019年)

◇久水俊和「中世後期の真言院・神泉苑の諸相と近世初頭における転生」(『駿台史学』166号、2019年)

◇西弥生「中近世における東寺観智院の存続と発展」(『密教学研究』51号、2019年)

◇高鳥廉「室町前期における足利将軍家出身僧の身分と役割」(『歴史学研究』987号、2019年)

◇相馬和将「南北朝・室町期の四天王寺と四天王寺別当」(『ヒストリア』274号、2019年)

◇相馬和将「足利義満子女の寺院入室事例の再検討」(『史学研究集録』43号、2019年)

◇巽昌子「醍醐寺報恩院における法流と院家の相承―鎌倉時代後期から南北朝時代を中心に―」(『お茶の水女子大学人文科学研究』15巻、2019年)

◇小池勝也「中世東国寺社別当職をめぐる僧俗の都鄙関係―伊豆密厳院別当職問題を事例に―」(『歴史学研究』980号、2019年)

◇徳永裕之「摂津国山田荘における山野紛争と摂津・播磨国境紛争」(小林一岳編『日本中世の山野紛争と秩序』同成社、2018年)

◇大松さやか「醍醐寺における「僧兵」の実態」(『史艸』59号、2018年)

◇三輪眞嗣「鎌倉中期東大寺の学侶集団と「惣寺」―別当定親・定済期を中心に―」(『年報中世史研究』43号、2018年)

◇谷徹也「伏見城は「木幡山」にあったのか」(『日本歴史』847号、2018年)

◇西田友広「法諺「訴え無くば、検断無し」の再検討」(『史学雑誌』1278号、2018年)

◇伊藤一美「新出史料に見る鎌倉『犬懸坊』とその文書」(『鎌倉』124号、2018年)

◇巽昌子「付法状の役割と作成意義―醍醐寺僧憲深の処分を中心に」(『日本史研究』671号、2018年)

◇末柄豊『戦国時代の天皇』(山川出版社、2018年)

◇巽昌子「醍醐寺三宝院と座主職の相承―『醍醐寺座主譲補次第』からの検討―」(『比較日本学教育研究部門研究年報』14号、2018年)

◇西弥生編『中世の寺社と武士1 醍醐寺』(戎光祥出版、2018年)

◇松井直人「中世後期における武士の京都在住の構造―御所周辺武士邸宅地にみる―」(『日本史研究』669号、2018年)

◇久保田和彦「鎌倉幕府「連署」制の成立に関する一考察」(『鎌倉遺文研究』41号、2018年)

◇山家浩樹『足利尊氏と足利直義―動乱のなかの権威確立―』(山川出版社、2018年)

◇佐藤雄基「文書史からみた鎌倉幕府と北条氏―口入という機能からみた関東御教書と得宗書状―」(『日本史研究』667号、2018年)

◇巽昌子「醍醐寺における院家の役割―報恩院の相続を基に―」(『東京大学史料編纂所研究紀要』28号、2018年)

◇橘悠太「南北朝・室町期における醍醐寺三宝院と根来寺」(『ヒストリア』265号、2017年)

◇平雅行「大伝法院座主職と高野紛争―理想主義の挫折―」(山岸常人編『歴史のなかの根来寺―教学継承と聖俗連環の場―』勉誠出版、2017年)

◇中川委紀子「中世後期における高野山大伝法院の再構築―末寺根来寺への仏宝移転相承とその観念―」(山岸常人編『歴史のなかの根来寺―教学継承と聖俗連環の場―』勉誠出版、2017年)

◇永村眞「中世根来寺の教学とその聖教」(山岸常人編『歴史のなかの根来寺―教学継承と聖俗連環の場―』勉誠出版、2017年)

◇西尾知己『室町期顕密寺院の研究』(吉川弘文館、2017年)

◇胡偉権「室町期出羽国の執行体系と羽州探題最上氏―その位置づけをめぐって―」(『日本歴史』835号、2017年)

◇渡邉正男「関東御教書と得宗書状」(稲葉伸道編『中世の寺社と国家・地域・史料』法蔵館、2017年)

◇稲葉伸道「南北朝・室町期の門跡継承と安堵―延暦寺三門跡を中心に―」(稲葉伸道編『中世の寺社と国家・地域・史料』法蔵館、2017年)

◇水野智之「室町期の醍醐寺三宝院門跡と摂関家」(稲葉伸道編『中世の寺社と国家・地域・史料』法蔵館、2017年)

◇古田功治「中世東寺長者の拝堂費用に関する覚書―大覚寺義昭の事例を中心に―」(稲葉伸道編『中世の寺社と国家・地域・史料』法蔵館、2017年)

◇永村眞「鎌倉仏教―密教「聖教」の視点から―」(『智山学報』66輯、2017年)

◇西弥生「東寺一門像の形成過程―「東要記」を中心に―」(『日本歴史』833号、2017年)

◇小川剛生「兼好法師の伊勢参宮―祭主大中臣氏との関係を考証し出自の推定に及ぶ―」(『日本文学研究ジャーナル』創刊号、2017年)

◇横内裕人「東大寺大仏殿修正会張文の形態と機能−請定・交名にあいた裂孔」(湯山賢一編『古文書料紙論叢』勉誠出版、2017年)

◇池田寿『紙の日本史−古典と絵巻物が伝える文化遺産―』(勉誠出版、2017年)

◇西弥生「「巻数」と料紙―「醍醐寺史料」を中心に―」(湯山賢一編『古文書料紙論叢』勉誠出版、2017年)

◇永村眞「中世寺院と「門跡」」(永村眞編『中世の門跡と公武権力』戎光祥出版、2017年)

◇大田壮一郎「大覚寺門跡領の形成と展開」(永村眞編『中世の門跡と公武権力』戎光祥出版、2017年)

◇藤井雅子「中世における三宝院門跡の確立と存続」(永村眞編『中世の門跡と公武権力』戎光祥出版、2017年)

◇山口啄実「鎌倉後期〜南北朝期の官人陰陽師―変革期の安倍氏と賀茂氏―」(『鎌倉遺文研究』39号、2017年)

◇高橋慎一朗「義演の史料書写・編纂と『鎌倉遺文』」(『鎌倉遺文研究』39号、2017年)

◇藤井雅子「中世醍醐寺における他寺僧の受容」(『日本女子大学紀要 文学部』66号、2017年)

◇高鳥廉「室町前期における足利満詮流の政治的地位」(『日本歴史』827号、2017年)

◇大谷由香『中世後期泉涌寺の研究』(法蔵館、2017年)

◇千田孝明「足利尊氏宿願の開版刊記がある大般若経について―いわゆる「智感版大般若経」をめぐって―」(『足利尊氏―激動の生涯とゆかりの人々―』(戎光祥出版、2016年)

◇佐藤健治「寶幢寺と醍醐寺」(山形県立博物館『よみがえる古の大寺院 寶幢寺至宝展』図録、2016年)

◇山本倫弘「神宮法楽の展開と神宮周辺寺院」(『寺院史研究』15号、2016年)

◇大塚紀弘「天野山金剛寺一切経の来歴について」(『寺院史研究』15号、2016年)

◇木下聡「南北朝期二階堂氏の系譜と動向」(佐藤博信編『中世東国の政治と経済』岩田書院、2016年)

◇小池勝也「室町期鶴岡八幡宮寺寺僧組織の基礎的考察―若宮別当と二十五坊供僧を中心に―」(佐藤博信編『中世東国の社会と文化』岩田書院、2016年)

◇鏑木紀彦「中世後期の安祥寺流について―隆快・光意の事跡を中心に―」(『ヒストリア』257号、2016年)

◇佐藤亜莉華「三宝院門跡満済と報恩院隆源―法流相承をめぐって―」(『史艸』57号、2016年)

◇桃崎有一郎「鎌倉幕府垸飯役の成立・挫折と〈御家人皆傍輩〉幻想の行方―礼制と税制・貨幣経済の交錯―」(『日本史研究』651号、2016年)

◇永沼菜未「中世初期伊勢神宮領尾張国本新神戸の構造と展開―九条家本『中右記』紙背文書の検討から―」(『鎌倉遺文研究』38号、2016年)

◇堀川康史「中世後期における出雲朝山氏の動向とその役割」(『日本歴史』823号、2016年)

◇森茂暁「足利尊氏発給文書の研究―室町将軍発給文書体系の成立―」(『福岡大学人文論叢』482号、2016年)

◇林晃弘「朱印地形成と秀吉の寺社政策」(『ヒストリア』257号、2016年)

◇小池勝也「南北朝・室町期における東国醍醐寺領と東国顕密仏教界の展開」(『千葉史学』68号、2016年)

◇山田徹「室町大名のライフサイクル」(細川涼一編『生活と文化の歴史学7 生・成長・老い・死』(竹林舎、2016年)

◇高橋慎一朗『日本中世の権力と寺院』(吉川弘文館、2016年)

服部光真・三宅徹誠「中・近世南都十輪院の歴史的展開と信仰の諸相」(『元興寺文化財研究所研究報告2015』、2016年)

小池勝也「鎌倉末期から南北朝期にかけての聖尊法親王の動向―三宝院流定済方の分裂とその影響―」(『鎌倉遺文研究』37号、2016年)

大村拓生「中世畿内における材木流通の展開」(仁木宏編『日本古代・中世都市論』吉川弘文館、2016年)

榎原雅治「イェール大学バイネキ図書館所蔵「平氏文書」と京都山科の土豪粟津氏」(東京大学史料編纂所編『イェール大学所蔵 日本関連資料 研究と目録』勉誠出版、2016年)

高橋充・阿部綾子「寛永二年醍醐寺僧侶の東国下向記(3)」(『福島県立博物館紀要』30号、2016年)

◇藤井雅子「三宝院門跡と門徒―主に室町時代を中心に―」(『日本女子大学紀要 文学部』65号、2016年)

高橋慎一朗「竹御所と比企谷新釈迦堂」(『紫苑』14号、2016年)

◇山崎布美「織田氏の出現とその存在形態」(『東京大学史料編纂所研究紀要』26号、2016年)

◇伴瀬明美「室町期の醍醐寺地蔵院―善乗院聖通の生涯を通して―」(『東京大学史料編纂所研究紀要』26号、2016年)

◇巽昌子「醍醐寺の相続にみる院家・寺家の関係の変化」(『お茶の水史学』59号、2016年)

◇小池勝也「南北朝期の醍醐寺三宝院主と理性院主―宗助の座主就任の背景―」(『日本歴史』813号、2016年)

◇佐藤あずみ「伊勢国智積御厨考―みちから探る智積の重要性―」(『史友』47号、2015年)

◇関口真規子「当山派」(時枝務・長谷川賢二・林淳編『修験道史入門』岩田書院、2015年)

◇小池勝也「室町期鶴岡八幡宮寺における別当と供僧」(『史学雑誌』12410号、2015年)

◇田井秀「源頼朝と薬師信仰」(『鎌倉』119号、2015年)

◇外岡慎一郎『武家権力と使節遵行』(同成社、2015年)

◇高橋慎一朗「醍醐寺と慈恩寺」(『西村山地域史の研究』33号、2015年)

◇上島享「本願手印起請の成立―真っ赤な手印が捺された文書をめぐって―」(『鎌倉遺文研究』35号、2015年)

◇高橋充・阿部綾子「寛永二年醍醐寺僧侶の東国下向記(2)」(『福島県立博物館紀要』29号、2015年)

◇山田徹「南北朝中後期における寺社本所領関係の室町幕府法」(『日本史研究』635号、2015年)

◇石田出「十五〜十六世紀前半における室町幕府祈祷体制―醍醐寺三宝院の動向を中心に―」(『学習院史学』53号、2015年)

◇金子拓『織田信長権力論』(吉川弘文館、2015年)

◇西谷功「『視覃雑記』著者「長典」と醍醐寺建久本『十巻抄』所持者「長典」―中世後期における「兼学僧」の一実態」(『智山学報』64輯、2015年)

◇森茂暁『足利直義』(角川選書、2015年)

◇菅野文夫「紛失状を“立てる”こと」(『歴史学研究』928号、2015年)

◇長谷洋一「奈良・鳳閣寺蔵聖宝倚像について―その機能と伝承―」(長岡龍作編『仏教美術論集5 機能論―つくる・つかう・つたえる―』竹林舎、2014年)

◇西弥生「醍醐寺勝賢と『東寺』意識」(『古文書研究』78号、2014年)

◇堀川康史「南北朝期室町幕府の地域支配と有力国人層」(『史学雑誌』12310号、2014年)

◇橘悠太「南北朝期における醍醐寺三宝院光済と室町幕府」(『日本史研究』626号、2014年)

◇山田徹「足利将軍家の荘園制的基盤―「御料所」の再検討―」(『史学雑誌』1239号、2014年)

◇馬部隆弘「細川国慶の上洛戦と京都支配」(『日本史研究』623号、2014年)

◇西尾知己「南北朝後期から室町期における東寺衆中の変容」(『ヒストリア』243号、2014年)

◇田中奈保「冷泉家時雨亭文庫所蔵『某年記録目録』について」(『古文書研究』77号、2014年)

◇藤井雅子「醍醐寺における葬送と律僧―律院菩提寺を事例として―」(『日本女子大学大学院文学研究科紀要』20号、2014年)

◇遠藤基郎「鳥羽金剛心院領ノート」(『年報中世史研究』39号、2014年)

◇天野忠幸『三好長慶』(ミネルヴァ書房、2014年)

◇村井章介『中世史料との対話』(吉川弘文館、2014年)

◇稲本紀昭「北畠一族小原氏補考」(『三重県史研究』29号、2014年)

◇木下龍馬「再考・関東祈祷所―在地寺社と禁制―」(『鎌倉遺文研究』33号、2014年)

◇高橋慎一朗「中世都市論」(『岩波講座日本歴史 第7巻 中世2』岩波書店、2014年)

◇坂口太郎「鎌倉後期宮廷の密教儀礼と王家重宝―清浄光寺蔵「後醍醐天皇像」の背景―」(『日本史研究』620号、2014年)

◇伊藤裕偉「港をめぐる人と地域―泊浦・志摩・熊野―」(『日本史研究』619号、2014年)

◇高橋充・阿部綾子「寛永二年醍醐寺僧侶の東国下向記(1)」(『福島県立博物館紀要』28号、2014年)

◇大田壮一郎『室町幕府の政治と宗教』(塙書房、2014年)

◇坪内綾子「五大堂明王院の伽藍と縁起―「〔五大堂記録〕」を通して―」(『鎌倉』116号、2014年)

◇桃崎有一郎「中世前期における「管領」―鎌倉・室町幕府「管領」研究のための予備的考察―」(『年報三田中世史研究』20号、2013年)

◇芦原義行「豊国社の祭礼について―豊国社の神事並びに運営を中心に―」(『日本宗教文化史研究』171号、2013年)

◇西弥生「観智院杲宝・賢宝の教相修学と『大日経疏』」(『寺院史研究』14号、2013年)

◇関口真規子「当山派と吉野―棟梁三宝院門跡の行場管理から―」(『山岳修験』52号、2013年)

◇堀川康史「北陸道『両大将』と守護・国人―初期室町幕府軍事制度再検討の試み―」(『歴史学研究』914号、2013年)

◇トーマス・コンラン「吉田兼右が写した大内系図」(『山口県史研究』21号、2013年)

◇西田友広「醍醐寺座主定済と悪党」(『鎌倉遺文研究』32号、2013年)

◇大藪海「中世後期の地域支配―幕府・守護・知行主―」(『歴史学研究』911号、2013年)

◇醍醐寺文化財研究所編『醍醐寺文化財調査百年誌―「醍醐寺文書聖教」国宝指定への歩み―』(勉誠出版、2013年)

◇西尾知己「中世後期の真言宗僧団における三宝院門跡―東寺長者の検討を通じて―」(『仏教史学研究』552号、2013年)

◇石田出「東寺武家祈祷料所と供僧組織」(『日本歴史』783号、2013年)

◇山田徹「『分郡守護』論再考」(『年報中世史研究』38号、2013年)

◇西弥生「描かれた東寺の灌頂―東寺蔵『弘法大師行状絵』の一齣―」(遠藤基郎編『年中行事・神事・仏事』竹林舎、2013年)

◇桃崎有一郎「中世武家礼制史の再構築に向けた鎌倉幕府垸飯儀礼の再検討―垸飯は主従儀礼か―」(遠藤基郎編『年中行事・神事・仏事』竹林舎、2013年)

◇坂口太郎「鎌倉後期・建武政権期の大覚寺統と大覚寺門跡―性円法親王を中心として―」(『史学雑誌』1224号、2013年)

◇呉座勇一「室町期の守護と国人―吉田賢司氏の批判と反論に接して―」(『東京大学日本史学研究室紀要』17号、2013年)

◇阿諏訪青美・藤原重雄「平子氏関連史料の紹介」(『横浜市歴史博物館紀要』17号、2013年)

◇小嶋教寛「東南院聖忠と醍醐寺―その来歴と本末相論史料における評価を中心に―」(『蓮花寺佛教研究所紀要』6号、2013年)

◇天野忠幸「松永久秀家臣団の形成」(天野忠幸ほか編『戦国・織豊期の西国社会』日本史史料研究会)

◇上島享「〈中世仏教〉再考―二項対立論を超えて―」(『日本仏教綜合研究』10号、2012年)

◇大塚紀弘「平安後期の入宋僧と北宋新訳仏典」(『汲古』62号、2012年)

◇大田壮一郎「安国寺・利生塔の設置と地域・守護―伊賀国を事例に―」(『仏教史研究』48号、2012年)

◇西弥生「中世寺院社会における『東寺』意識」(『史学』8112号、2012年)

◇熊谷隆之「鎌倉幕府の裁許状と安堵状―安堵と裁許のあいだ―」(『立命館文学』624号、2012号)

◇大村拓生「南北朝内乱期における丹波荻野氏の動向」(『東アジアにおける戦争と絵画』甲南大学総合研究所、2012年)

◇大田壮一郎「室町殿と宗教」(『日本史研究』595号、2012年)

◇藤井雅子「応仁文明の乱後における醍醐寺の再興―三宝院門跡義堯と義演―」(『日本歴史』764号、2012年)

◇末柄豊「慈尊院聖教古目録二種」(『勧修寺論輯』8号、2011年)

◇西弥生「醍醐寺の『巻数』と料紙の記載」(『古文書研究』72号、2011年)

◇田中誠「初期室町幕府における恩賞方―『恩賞方奉行人』の考察を中心に」(『古文書研究』72号、2011年)

◇坂口太郎「東京大学史料編纂所蔵『五大虚空蔵法記』について」―後醍醐天皇と後宇多院法流―」(『古文書研究』72号、2011年)

◇芳澤元「応永期における渡唐天神説話の展開」(『史学雑誌』12010号、2011年)

◇伊藤裕偉『聖地熊野の舞台裏―地域を支えた中世の人びと―』(高志書院、2011年)

◇森茂暁『室町幕府崩壊―将軍義教の野望と挫折』(角川学芸出版、2011年)

◇佐々木裕子「大神宮法楽寺・法楽舎考」(『三重県史研究』26号、2011年)

◇根ヶ山泰史「鎌倉期における『悪党』の語義変化」(『史林』942号、2011年)

◇永村眞編『醍醐寺の歴史と文化財』(勉誠出版、2011年)→詳細はこちら

◇志賀節子「地下請小考」(東寺文書研究会編『東寺文書と中世の諸相』思文閣出版、2011年)

◇亀田俊和「観応の擾乱以降の下文施行システム―尊氏・義詮下文施行状を中心として―」(東寺文書研究会編『東寺文書と中世の諸相』思文閣出版、2011年)

◇高橋敏子「『東寺長者補任』の類型とその性格」(東寺文書研究会編『東寺文書と中世の諸相』思文閣出版、2011年)

◇山家浩樹「『延文四年記』記主考」(東寺文書研究会編『東寺文書と中世の諸相』思文閣出版、2011年)

◇木下聡「室町幕府外様衆の基礎的研究」(『東京大学日本史学研究室紀要』15号、2011年)

◇千々和到・北爪寛之・熊谷博史「國學院大學図書館所蔵『森田清太郎旧蔵醍醐寺地蔵院等文書』」(『國學院大學校史学術資産研究』3号、2011年)

◇森茂暁「室町前期の国家祈祷と幕府財政―修法供料の支出における伊勢貞国・赤松満政の関与をめぐって―」(『福岡大学人文論叢』422号、2010年)

◇阿部泰郎「文学研究としての中世宗教テクスト諸位相の探求」(阿部泰郎編『中世文学と寺院資料・聖教』竹林舎、2010年)

◇牧野淳司「安居院流唱導書の形成とその意義」(阿部泰郎編『中世文学と寺院資料・聖教』竹林舎、2010年)

◇舩田淳一「講式と儀礼の世界―八幡講式を中心に―」(阿部泰郎編『中世文学と寺院資料・聖教』竹林舎、2010年)

◇福島金治「称名寺と金沢文庫―東国鎌倉の「知」の中枢―」(阿部泰郎編『中世文学と寺院資料・聖教』竹林舎、2010年)

◇渡辺匡一「『関東元祖』俊海法印―松橋流の東国展開と地蔵院流―」(阿部泰郎編『中世文学と寺院資料・聖教』竹林舎、2010年)

◇小助川元太「僧の自伝の系譜―中世における〈僧の自伝〉を中心に―」(阿部泰郎編『中世文学と寺院資料・聖教』竹林舎、2010年)

◇菱沼一憲「『醍醐雑事記』紙背の具注暦と文書について」(『國學院雑誌』1116号、2010年)

◇スティーブン・トレンソン「醍醐寺における祈雨の確立と清瀧神信仰」(ルチア・ドルチェ・松本郁代編『儀礼の力―中世宗教の実践世界』法蔵館、2010年)

◇榎原雅治「中世後期の社会思想」(宮地正人ほか編『新体系日本史4 政治社会思想史』山川出版社、2010年)

◇五十嵐公一『近世京都画壇のネットワーク―注文主と絵師―』(吉川弘文館、2010年)

◇佐藤雄基「公卿昇進を所望した武蔵守について―鎌倉前期幕府政治史における北条時房・足利義氏・大江親広―」(阿部猛編『中世政治史の研究』日本史史料研究会、2010年)

◇総本山醍醐寺編『醍醐寺叢書 研究編 枝葉抄――影印・翻刻・註解――』(勉誠出版、2010年)

◇阿部泰郎「中世宗教テクスト体系の範疇―密教寺院の成立と展開における経蔵とその目録の形成をめぐりて―」(『日本宗教文化史研究』141号、2010年)

◇細川武稔『京都の寺社と室町幕府』(吉川弘文館、2010年)

◇貴田潔「地方寺社の存立と地域社会への結合―肥前国鎮守河上社の僧侶・神官たちを中心に―」(『歴史学研究』864号、2010年)

◇石田浩子「室町期における『都鄙』間交流―寺院社会から考える―」(『人民の歴史学』182号、2009年)

◇三島暁子「南北朝・室町時代の天神講と奏楽―足利将軍家と醍醐寺法身院の関わりから―」(『藝能史研究』187号、2009年)

◇稲葉継陽『日本近世社会形成史論―戦国時代論の射程』(校倉書房、2009年)

◇村上弘子『高野山信仰の成立と展開』(雄山閣、2009年)

◇関口真規子『修験道教団成立史』(勉誠出版、2009年)

◇湯山賢一「筆跡論への視角」(湯山賢一編『文化財と古文書学―筆跡論』勉誠出版、2009年)

◇藤井雅子「『醍醐寺史料』にみる寺院史料と筆跡」(湯山賢一編『文化財と古文書学―筆跡論』勉誠出版、2009年)

◇大藪海「北朝・室町幕府と飛騨国司姉小路氏」(『日本歴史』733号、2009年)

◇大田壮一郎「室町殿権力の宗教政策―足利義持期を中心に―」(『歴史学研究』852号、2009年)

◇川嶋将生「江戸時代前期における朝儀の復活―後七日御修法の再興をめぐって―」(同『室町文化論考―文化史のなかの公武―』法政大学出版局、2008年)

◇清水克行「足利尊氏の家族」(櫻井彦・樋口州男・錦昭江編『足利尊氏のすべて』新人物往来社、2008年)

◇小助川元太「醍醐寺所蔵『僧某年譜』考―『壒嚢鈔』編者に関する一級資料発見」(『国語国文』772号、2008年)

◇山田康弘「戦国期幕府奉行人奉書と信長朱印状」(『古文書研究』65号、2008年)

◇谷昇「承久二年十月十三日付醍醐寺成賢普賢延命法供米支配状写」(『古文書研究』65号、2008年)

◇ブライアン・小野坂・ルパート「目録にみる中世真言密教寺院の聖教―その伝播と変遷―」(阿部泰郎編『日本における宗教テクストの諸位相と統辞法』名古屋大学大学院文学研究科、2008年)

◇坂口太郎「建武新政・南朝と院政―後院の設置を中心として―」(『人間・環境学』17巻、2008年)

◇金子拓「織田信長の東大寺正倉院開封と朝廷」(『国史学』196号、2008年)

◇マイケル・ジャメンツ「信西一門の真俗ネットワークと院政期絵画制作」(『鹿園雑集』10号、2008年)

◇上島享「朝廷発給の裁許状―公験と文書形式―」(大山喬平編『中世裁許状の研究』塙書房、2008年)

◇金井静香「公家政権の裁許と『縁』」(大山喬平編『中世裁許状の研究』塙書房、2008年)

◇坂口太郎「後醍醐天皇の寺社重宝蒐集について」(上横手雅敬編『鎌倉時代の権力と制度』思文閣出版、2008年)

◇佐藤泰弘「権門と聖断」(『鎌倉遺文研究』22号、2008年)

◇西弥生『中世密教寺院と修法』(勉誠出版、2008年)

◇藤井雅子『中世醍醐寺と真言密教』(勉誠出版、2008年)

◇西田友広「鎌倉後期の石山寺と権門寺院」(『東京大学史料編纂所研究紀要』18号、2008年)

◇植野英夫「中世末の密教僧の交衆と付法について―上総国新義真言宗を中心に―」(佐藤博信編『中世東国の社会構造』(岩田書院、2007年)

◇西弥生「醍醐寺三宝院の創建と上醍醐延命院」(『年報三田中世史研究』14号、2007年)

◇佐藤愛弓「慈尊院栄海の活動と言説―『真言伝』の編纂から入滅まで―」(『勧修寺論輯』34合併号、2007年)

◇末柄豊「中世後期の安祥寺について―勧修寺との相論を手がかりに―」(『勧修寺論輯』34合併号、2007年)

◇芳澤元「室町期禅林における飲酒とその背景」(『龍谷史壇』127号、2007年)

◇大村拓生「中世渡辺津の展開と大阪湾」(『大阪の歴史』70号、2007年)

◇岡田謙一「応安期における伊勢国と細川氏―細川四郎を中心に―」(『古文書研究』64号、2007年)

◇大藪海「室町時代の『知行主』―『伊勢国司』北畠氏を例として―」(『史学雑誌』11611号、2007年)

◇石田浩子「南北朝初期における地蔵院親玄流と武家護持」(『日本史研究』543号、2007年)

◇梅澤亜希子「室町時代の北野覚蔵坊―勧進と造営―」(『仏教芸術』294号、2007年)

◇藤原重雄「醍醐寺本『温泉山住僧薬能記』について」(『東京大学史料編纂所附属画像史料解析センター通信』39号、2007年)

◇大田壮一郎「足利義満の宗教空間―北山第祈祷の再検討―」(『ZEAMI』4号、2007年)

◇金子拓「戦国大名出羽小野寺氏の花押」(『秋大史学』53号、2007年)

◇呉座勇一「伊勢北方一揆の構造と機能」(『日本歴史』712号、2007年)

◇細貝眞理「室町時代の湯起請に関する一考察」(國學院大学21世紀COEプログラム『神道と日本文化の国学的研究発信の拠点形成 研究報告U』、2007年)

◇小原嘉記「南北朝期の尾張国衙と『国衙一円進止之地』」(『日本史研究』539号、2007年)

◇横山和弘「後宇多王権による空海『聖跡』の興隆―槇尾平等心王院我宝と土佐国室戸金剛頂寺・最御崎寺をめぐって―」(『京都文化博物館研究紀要 朱雀』19号、2007年)

◇冨島義幸『密教空間史論』(法蔵館、2007年)

◇高橋慎一朗「中世寺院における僧坊の展開」(小野正敏・五味文彦・萩原三雄編『考古学と中世史研究4 中世寺院 暴力と景観』高志書院、2007年)

◇柘植信行「中世『熱海』の信仰空間―温泉を背景とした霊場の形成と展開―」(日本温泉文化研究会編『温泉の文化誌』岩田書院、2007年)

◇宮野純光「東寺宝菩提院三密蔵聖教の成立過程−調査成果の検討と御恩忌関係史料の考察から」(五味文彦・菊地大樹編『中世の寺院と都市・権力』(山川出版社、2007年)

◇下村周太郎「日本中世の戦争と祈祷」(『鎌倉遺文研究』19号、2007年)

◇中島丈晴「中世における関東醍醐寺領の基礎的考察」(『ヒストリア』204号、2007年)

◇大田壮一郎「随心院蔵『後法身院殿義覚得度之図』について−付義覚入室の背景−」(荒木浩編『小野随心院所蔵の文献・図像調査を基盤とする相関的・総合的研究とその展開 Vol.U』科学研究費補助金 研究報告書、2007年)

◇橋本素子「中世茶園について」(『年報中世史研究』31号、2006年)

◇伊藤一美「大庭御厨における在地住人と伊介神社祝荒木田氏―史料『天養記』所収文書の一考察」(『藤沢市史研究』39号、2006年)

◇冨島義幸「京都国立博物館蔵『高野山屏風』にみる大伝法院関係の伽藍・建築」(『根来寺文化研究所紀要』3号、2006年)

◇森茂暁『中世日本の政治と文化』(思文閣出版、2006年)

◇村井祐樹「松永弾正再考」(『遙かなる中世』21号、2006年)

◇小林仁水「摂津国仲荘の伝領過程について(一)・(二)」(『歴史と神戸』254号・258号、2006年)

◇杉山巌「名田荘の伝領と関係文書群の形成−付名田荘関係文書目録(稿)−」(『東京大学日本史学研究室紀要』10号、2006年)

◇湯山賢一編『文化財学の課題−和紙文化の継承−』(勉誠出版、2006年)

◇藤田盟児「主殿の成立過程とその意義」(鈴木博之ほか編『シリーズ都市・建築・歴史3 中世的空間と儀礼』東京大学出版会、2006年)

◇大村拓生『中世京都首都論』(吉川弘文館、2006年)

◇金子拓「寛正三年足利義政東寺御成と東寺の寺院経済―室町殿東寺御成再考―」(羽下徳彦編『中世の社会と史料』吉川弘文館、2005年)

◇関口崇史「鎌倉幕府と醍醐寺蓮蔵院」(『鴨台史学』5号、2005年)

◇関口崇史「鎌倉幕府の宗教政策及び朝廷との関係」(『大正大学大学院研究論集』29号、2005年)

◇上島享「頼瑜自筆の印信・書状について」(頼富本宏博士還暦記念論文集刊行会編『マンダラの諸相と文化 上』法蔵館、2005年)

◇高橋慎一朗「醍醐寺過去帳の分析」(科研報告書『東寺における寺院統括組織に関する史料の収集とその総合的研究』研究代表者高橋敏子、2005年)

◇永村眞「中世醍醐寺の聖教−「目録」と「抄物」−」(頼富本宏博士還暦記念論文集刊行会編『マンダラの諸相と文化 上』法蔵館、2005年)

◇長谷川賢二「一四世紀の阿波における三宝院流熊野長床衆の痕跡とその周辺−徳島県神山町勧善寺所蔵大般若経巻二〇八奥書をめぐって−」(『四国中世史研究』8号、2005年)

◇真木隆行「平安時代の東寺年中行事記−東寺観智院金剛蔵本「東寺年中行事記」翻刻−」(『山口大学文学会志』55巻、2005年)

◇森茂暁『南朝全史−大覚寺統から後南朝へ−』(講談社、2005年)

◇上島享「随心院と随流の確立」(荒木浩編『小野随心院所蔵の密教文献・図像調査を基盤とする相関的・総合的研究とその探求』大阪大学大学院文学研究科荒木浩研究室、2005年)

◇永井英治「初期室町幕府の荘園政策」(『南山経済研究』19-3号、2005年)

◇細川武稔「禅宗の祈祷と室町幕府−三つの祈祷システム−」(『史学雑誌』113-12号、2005年)

◇佐藤健治「中世初期の醍醐寺と年中行事書」(羽下徳彦編『中世の地域と宗教』吉川弘文館、2005年)

◇永井英治「鎌倉末〜南北朝内乱初期の裁判と執行」(『年報中世史研究』29号、2004年)

◇後藤武志「伝領からみた熱田社−鎌倉後期から南北朝期を中心に−」(一宮研究会編『中世一宮制の歴史的展開 上』岩田書院、2004年)

◇上村喜久子「中世地域社会における熱田信仰」(一宮研究会編『中世一宮制の歴史的展開 上』岩田書院、2004年)

◇上島享「日本中世の神観念と国土観」(一宮研究会編『中世一宮制の歴史的展開 下』岩田書院、2004年)

◇河野昭昌「醍醐寺僧房玄と河内国大和田庄と久我家−東寺宝菩提院蔵「散位某奉書」を手掛かりに−」(『市史紀要(寝屋川市)』11号、2004年)

◇ブライアン・小野坂・ルパート「中世前期における祈雨及び祈雨記録聚−「請雨経法」に関する一考察−」(覚禅鈔研究会編『覚禅鈔の研究』(親王院堯榮文庫、2004年)

◇福島金治「中世寺院のネットワーク」(院政期文化研究会編『宗教と表象』(森話社、2004年)

◇森茂暁『満済』(ミネルヴァ書房、2004年)

◇藤本頼人「中世前期の梶取と地域間の交流」(『日本歴史』678号、2004年)

◇関口真規子「中世修験道における永久寺先達」(『山岳修験』33号、2004年)

◇坂本正仁「醍醐寺所蔵『源雅授与記』」(仏教文化学会十周年北條賢三博士古稀記念論文集刊行会編『インド学諸思想とその周延』山喜房仏書林、2004年)

◇西弥生「醍醐寺成賢と密教修法」(『日本歴史』676号、2004年)

◇松本郁代「醍醐寺三宝院流の即位法と王統分立」(『仏教文学』28号、2004年)

◇松本郁代「真言密教界における「帝王」の位相−真言方即位法をめぐって−」(『日本文学』53-2号、2004年)

◇松本郁代「中世の即位灌頂と「天皇」−真言方即位法における即位印明の構想−」(『立命館文学』585号、2004年)

◇山家浩樹「奉行人飯尾清藤」(『日本歴史』675号、2004年)

◇吉田俊右「前期室町幕府の「下文」と「安堵」」(『日本史研究』503号、2004年)

◇石田浩子「醍醐寺地蔵院親玄の関東下向−鎌倉幕府勤仕僧をめぐる一考察−」(『ヒストリア』190号、2004年)

◇今川佳世子「醍醐寺遍智院をめぐる三宝院賢俊と遍智院宮聖尊の相論について」(『鴨台史学』4号、2004年)

◇宮野純光「中世末真言宗における法会執行と寺僧の活動−東寺における弘法大師御遠忌を事例に−」(『佐藤成順博士古稀記念論文集 東洋の歴史と文化』山喜房仏書林、2004年)

◇大村拓生「六条八幡宮領からみた室町期京都」(『市大日本史』7号、2004年)

◇高岸輝『室町王権と絵画−初期土佐派研究』(京都大学学術出版会、2004年)

◇冨島義幸「等持寺仏殿と相国寺八講堂−顕密仏教空間としての評価について−」(『仏教芸術』273号、2004年)

◇坂本正仁「醍醐寺所蔵『授与引付 俊聡』『授与引付 天文二年六月十二日俊聡』」(小野塚幾澄博士古稀記念論文集『空海の思想と文化』、2004年)

◇藤原重雄「伯耆『大山寺縁起絵巻』の発願者−長谷部信連の「末裔」−」(『東京大学史料編纂所研究紀要』14号、2004年)

◇井原今朝男『中世寺院と民衆』(臨川書店、2004年)

◇山岸常人『中世寺院の僧団・法会・文書』(東京大学出版会、2004年)

◇西弥生「密教修法と『巻数』−寺院文書の一側面−」(『古文書研究』58号、2004年)

◇大田壮一郎「室町殿の宗教構想と武家祈祷」(『ヒストリア』188号、2004年)

◇服部幸子「醍醐寺満済の准后廰と房官に関する一考察」(『大谷大学大学院研究紀要』20号、2003年)

◇服部幸子「中世醍醐寺における法身院と満済に関する一考察」(大桑斉編『論集 仏教土着』2003年、法蔵館)

◇義江彰夫「日本の中世都市と寺社勢力」(『アジア文化研究別冊12 中世都市と宗教集団』2003年)

◇仁平義孝「鎌倉幕府発給文書にみえる年号裏書について」(中野栄夫編『日本中世の政治と社会』2003年)

◇田中悠文「報恩院検校前権僧正憲深広年譜」(『堯榮文庫研究紀要』4号、2003年)

◇中川委紀子「鎌倉時代後期の大伝法院御領における造像−遍照寺弘法大師坐像をめぐって−」(河合正朝教授還暦記念論文集刊行会編『日本美術の空間と形式』同会、2003年)

◇村井陽子「中世石清水八幡宮寺における仏事勤修の意義−『醍醐寺史料』からみる−」(『史艸』442003年)

◇伊藤一美「鎌倉における親玄僧正の歴史的位置」(『鎌倉』972003年)

◇藤本元啓『中世熱田社の構造と展開』(続群書類従完成会、2003年)

◇西弥生「中世密教寺院と口決−道教撰『遍口鈔』を通して−」(『年報三田中世史研究』102003年)

◇永村眞「中世寺院史料とその『目録』」(国文学研究資料館史料館編『アーカイブズの科学 上』柏書房、2003年)

◇永村眞「頼瑜法印と醍醐寺」(『智山学報』522003年)

◇鈴木昭英『修験教団の形成と展開』(法蔵館、2003年)

◇伊藤真昭『京都の寺社と豊臣政権』(法蔵館、2003年)

◇細川武稔「足利将軍家護持僧と祈祷」(『日本歴史』6642003年)

◇湯浅治久「室町期東国の荘園公領制と『郷村』社会」(『国立歴史民俗博物館研究報告』1042003年)

◇井原今朝男「室町期東国本所領荘園の成立過程」(『国立歴史民俗博物館研究報告』1042003年)

◇熊谷隆之「六波羅・守護体制の構造と展開」(『日本史研究』4912003年)

◇吉田賢司「将軍足利義教期の管領奉書」(『古文書研究』572003年)

◇阿諏訪青美「中世後期にみる六道珍皇寺のさい銭」(『遙かなる中世』202003年)

◇湯原紀子「室町期における三河国の支配構造−守護と国衙の関係を中心に−」(『学習院史学』412003年)

◇森茂暁「室町時代の五壇法と護持僧−足利義持・同義教期を中心に−」(『藝林』52-12003年)

◇早島大祐「中世後期社会の展開と首都」(『日本史研究』4872003年)

◇田村憲美「中世『材木』の地域社会論」(『日本史研究』4882003年)

◇服部幸子「醍醐寺文書『満済准后自筆公家御祈以下條々置文』について」(『大谷大学史学論究』8号、2002年)

◇設楽薫「将軍足利義晴期における『内談衆』の成立(前編)」(『室町時代研究』12002年)

◇鈴木亘「中世禅僧の詩に表現された書院窓」(『建築史学』382002年)

◇山家浩樹「室町幕府政所と伊勢貞継」(『室町時代研究』12002年)

◇木村真美子「少納言入道信西の室、紀伊二位朝子」(大隅和雄編『仏法の文化史』吉川弘文館、2002年)

◇永村眞「中世醍醐寺の教相と論議」(中尾堯編『鎌倉仏教の思想と文化』吉川弘文館、2002年)

◇永村眞「中世醍醐寺と三論宗」(大隅和雄編『仏法の文化史』吉川弘文館、2002年)

◇永村眞「中世醍醐寺と根来寺」(三派合同記念論集編集委員会編『頼瑜僧正七百年御遠忌記念論集 新義真言教学の研究』、大蔵出版、2002年)

◇田中悠文「報恩院憲深僧正年譜−頼瑜をふくむ人々への法流伝授を中心に−」(『新義真言教学の研究』、大蔵出版、2002年)

◇橋本初子「『根来要書』の成立と頼瑜」(『新義真言教学の研究』、大蔵出版、2002年)

◇中川委紀子「頼瑜と大伝法院中興期の仏像−その造像背景と新義教学の伝播−」(『新義真言教学の研究』、大蔵出版、2002年)

◇関口真規子「中世修験における聖宝信仰」(『史艸』432002年)

◇中井淳史「土器の名前−中世土師器の器名考証試論−」(『日本史研究』4832002年)

◇坂本正仁「醍醐寺所蔵『澄恵僧正授与記』『授与引付澄恵』」(『豊山学報』452002年)

◇藤井雅子「南北朝期における三宝院門跡の確立」(『日本歴史』6542002年)

◇大田壮一郎「室町幕府の追善仏事に関する一考察−武家八講の史的展開−」(『仏教史学研究』44-22002年)

◇安田歩「室町前期の院宣・綸旨」(『古文書研究』552002年)

◇徳永誓子「熊野三山検校と修験道」(『年報中世史研究』272002年)

◇張建立「室町時代における茶園と製茶」(『立命館文学』5742002年)

◇湯浅治久「戦国期『荘園制』の収取構造と侍・村落」(『国立歴史民俗博物館研究報告』932002年)

◇金子拓「室町幕府最末期の奉公衆三淵藤英」(『東京大学史料編纂所研究紀要』122002年)

◇高橋慎一朗「『醍醐寺文書』の東寺御影供関係史料について」(『東京大学史料編纂所研究紀要』122002年)

◇森茂暁「日記に引用された文書とその性格−『満済准后日記』を素材として−」(『福岡大学人文論叢』332002年)

◇西弥生「中世社会と密教修法−北斗法を通して−」(『日本女子大学大学院文学研究科紀要』82002年)

◇森茂暁「元亨三年十二月の「御産御祈」五壇法について」(『鎌倉遺文研究』72001年)

◇上島有『足利尊氏文書の総合的研究』(国書刊行会、2001年)

◇坂本正仁「史料紹介『亮恵僧正門弟名帳』」(『豊山学報』442001年)

◇梅澤亜希子「中世醍醐寺の造営組織と工匠」(『日本女子大学大学院文学研究科紀要』72001年)

◇下坂守『中世寺院社会の研究』(思文閣出版、2001年)

◇風間弘盛「近世初頭における真言宗−京都東山大仏千僧会出仕を通して−」(『豊山教学大会紀要』292001年)

◇津田徹英「醍醐寺霊宝館所在五大明王像考」(『仏教芸術』2552001年)

◇森茂暁「赤松持貞小考−足利義持政権の一特質−」(『福岡大学人文論叢』33-22001年)

◇松本郁代「中世東寺をめぐる歴史叙述と王権神話−弘法大師と東寺即位法の可能性−」(『日本文学』50-92001年)

◇金井静香「大覚寺統管領寺院の再編−南池院・清閑寺大勝院を中心に−」(上横手雅敬編『中世の寺社と信仰』吉川弘文館、2001年)

◇久保田和彦「後北条氏家臣間宮一族と相模国足柄上郡金子村」(『神奈川県立公文書館紀要』32001年)

◇木村真美子「少納言入道信西の孫女たち−阿波内侍を中心として−」(『史論』542001年)

◇細川武稔「室町幕府年中行事書にみえる僧侶参賀の実態」(『遙かなる中世』192001年)

◇土谷恵『中世寺院の社会と芸能』(吉川弘文館、2001年)

◇伊藤一美「弘安四年四月『異国降伏祈祷記』の歴史的意義」(『鎌倉』912001年)

◇福島金治「金沢称名寺と伊勢・鎮西−伊勢国高角大日寺をめぐって−」(清水真澄編『美術史論叢 造形と文化』雄山閣出版、2000年)

◇伴瀬明美「鎌倉時代の女院領に関する新史料−『東寺観智院金剛蔵聖教』第28021号文書について−」(『史学雑誌』109-12000年)

◇永村眞『中世寺院史料論』(吉川弘文館、2000年)

◇上野進「室町幕府の顕密寺院政策−祈祷政策を中心として−」(『仏教史学研究』43-12000年)

◇藤井雅子「付法史料の語る醍醐寺無量寿院と東国寺院−醍醐寺堯雅僧正の付法活動を通して−」(『古文書研究』512000年)

◇長田郁子「鎌倉期の八条院領と天皇家」(『古文書研究』512000年)

◇関口真規子「醍醐寺と「当山」派」(『山岳修験』252000年)

◇鈴木江津子「『満済准后日記』−室町殿と満済−」(『歴史民俗資料学研究』52000年)

◇西島太郎「中・近世移行期における在地領主の代官請について−山城国久多郷を例に−」(三鬼清一郎編『織豊期の政治構造』吉川弘文館、2000年)

◇渡邊大門「播磨国別所氏系譜試論−則治から村治の系譜を中心に−」(『駒沢史学』562000年)

◇伊藤清郎『中世日本の国家と寺社』第T部第二章「中世の醍醐寺」(高志書院、2000年)

◇小倉慈司「『祈雨日記』とその増修過程」(『書陵部紀要』512000年)

◇佐藤健治『中世権門の成立と家政』第三部第二章「醍醐寺内「氏寺」の管領権」(吉川弘文館、2000年)

◇村岡幹生「醍醐寺領尾張国安食荘福徳名検注帳案について」(『愛知県史研究』42000年)

◇大田壮一郎「大覚寺門跡と室町幕府−南北朝〜室町期を中心に−」(『日本史研究』4431999年)

◇山家浩樹「本所所蔵『賢俊僧正日記』暦応五年条について」(『東京大学史料編纂所研究紀要』91999年)

◇橋本素子「中世における茶の生産と流通−茶業の成立−」(西村圭子編『日本近世国家の諸相』東京堂出版、1999年)

◇橋本初子「『醍醐寺文書』のなかの東寺関係史料」(東寺文書研究会編『東寺文書にみる中世社会』東京堂出版、1999年)

◇遠藤基郎「モノを介する吉書」(『東北中世史研究会会報』111999年)

◇福眞睦城「『鎌倉遺文』文書名の再検討―第二六・二七・二八巻所収院宣について―」(『鎌倉遺文研究』21998年)

◇古川元也「田中穣氏旧蔵『厳助往年記』の評価と紹介」(『年報三田中世史研究』51998年)

◇藤井恵介『密教建築空間論』(中央公論美術出版、1998年)

◇國原美佐子「十五世紀の醍醐寺における洗浴について」(『東京女子大学紀要 論集』48-21998年)

◇細川武稔「空間から見た室町幕府−足利氏の邸宅と寺社−」(『史学雑誌』107-121998年)

◇関口崇史「中世寺院における所職・所領相続について−醍醐寺僧覚雅の相続問題を中心にして−」(『大正大学大学院研究論集』221998年)