「中世の大学」科研

科学研究費補助金(基盤研究B)による研究

「日本中世の『大学』における社会連携と教育普及活動に関する研究」

の活動を紹介するページです。

研究期間は2008年度から2011年度末までを予定しています。

 

【研究の概要】

本研究の目的は、日本中世における高等教育機関としての大寺院が、都市・社会とどのように連携し、どのような教育普及活動を展開したのか?という問題を、一次史料の調査収集のうえに追究し、ヨーロッパとの比較の視点を加えつつ考察することで、日本中世における「大学」像を確立することにあります。

同時に、今日ますます模索されているところの大学と都市・社会との連携のあり方について、参照すべきひとつのモデルを提示することをも期しています。

 

【研究の体制】

研究代表者 高橋慎一朗 東京大学史料編纂所 准教授 研究総括・高野山担当

研究分担者 末柄 豊  東京大学史料編纂所 准教授 京都五山担当

連携研究者 及川 亘  東京大学史料編纂所 助教 比叡山担当

同     川本慎自  東京大学史料編纂所 助教 足利学校担当

同     加藤 玄  日本女子大学文学部 准教授 比較史研究担当

研究協力者 小国喜弘  東京大学教育学部  准教授 教育史担当

 

☆研究の計画

☆2008年度の成果

☆2009年度の成果

☆2010年度の成果

 

【最近の活動から】

 

*2011年11月30日(水)14:00から、東京大学において、

公開研究会をおこないました。広く一般の参加者を募った研究会で、

紙上報告「教育史研究における前近代教育史研究の位置について」小国喜弘

のほか、以下の口頭報告がおこなわれました。

「中世における高野版の流通について」高橋慎一朗

「叡山文庫『天海蔵』のなりたち」及川亘

「大司教ペイ・ベルランとボルドー大学の設立」加藤玄

各報告のあと、質疑応答の時間を設け、活発な議論がおこなわれました。