日露関係史料をめぐる国際研究集会の御案内

東京大学史料編纂所では、ロシアに所在する日本関係史料の系統的な調査・研究と収集に力を入れてきました。ロシア国立歴史文書館・同海軍文書館・科学アカデミー東洋古籍文献研究所(旧東洋学研究所)等の機関と協力して史料調査と目録作成に取り組んでおり、その一環として国際研究集会を開催しています。今年度も多くの方にご参加いただけるよう御願いいたします。

 

日露関係史料をめぐる国際研究集会 2008

 

日時:2008520日(火)、13301700

会場:上野・日本学士院会議室(3F)

例年とは会場が異なりますので、ご注意ください。 

会場地図はこちら(→日本学士院HPへ)

 

▼報告1:麓 慎一准教授(新潟大学)
日本開国期における帝政ロシアのサハリン島政策

報告2:ウラジミル・ソボレフ館長(ロシア国立海軍文書館)
露日関係形成史に関する基礎史料としての第二次カムチャッカ遠征時に日本沿岸への航海を行った艦船の航海日誌

※休憩をはさみ、VTRを上映して歴史文書館の移転・新館建設についてご紹介します(約15分)。

▼報告3:アレクサンドル・ソコロフ館長(ロシア国立歴史文書館)
「日本の皇族と政府高官に対するロシアの叙勲」

▼報告4:ワジム・クリモフ教授(サンクトペテルブルグ大学)
1862年の遣欧日本使節団―ロシア帝国外交史料館所蔵史料によって―

終了後、院内食堂にてレセプションを予定。

 

主催:日本学士院・東京大学史料編纂所

問い合わせ先:科研事務局 03-5841-8411

科学研究費補助金基盤研究(A)「東アジアの国際環境と中国・ロシア所在日本関係史料の総合的研究」(研究代表者:保谷徹)

 

本集会は日本学士院による日本関係未刊行史料調査事業(国際学士院連合関連事業)の一環として行われます。

報告は日本語の予稿集を準備し、それぞれ日本語・ロシア語で行います。