東京大学史料編纂所

研究種目名 基盤研究(C)
研究課題名 室町後期・織豊期古記録の史料学的研究による政治・制度史再構築の試み(25370762)
研究期間 2013年度~2016年度
研究代表者 遠藤 珠紀
研究目的 本研究の目的は以下の通りである。まず室町後期・織豊期の古記録の所在(原本・写本)を追い、その記録時期を通観できるようにする。特に重要なものについては、史料的性格を明らかにし、翻刻・フルテキストデータ作成などの歴史情報資源化を行い、さらにこれらを研究資源として有効活用できるようにする。その上で、当該期の政治史・制度史などに就き実証的再検討を行うことを目的としたものである。
研究実績の概要
  • 2016年度
  • 2015年度
  • 2014年度
  • 2013年度
【2016年度】
 本年度は、京都府京都市建勲神社などで補足調査を行い、『東京大学史料 編纂所研究成果報告二〇一六―三 室町後期・織豊期古記録の史料学的研究 による政治・制度史再構築の試み』をまとめた。報告書には堀新「史料紹介 『孝親公記』」遠藤珠紀「『中山親綱記』の紹介」金子拓「天正年間興福寺別 当の日記について 『尋憲記』と『東北院兼深記』」矢部健太郎「『御湯殿上 日記』の翻刻・校訂作業」遠藤珠紀「『院中御湯殿上日記』(天正一五年四月 ~八月記)の紹介」の各論考が収録されている。そのほかにも『史料纂集  兼見卿記』五(八木書店)などの史料紹介を行った。これまで作成してきた 人名索引のうち「徳大寺公維公記」人名索引を史料編纂所データベース「中 世記録人名索引データベース」で公開した。さらに上記の調査の成果を基に、 それぞれが織田信長・豊臣秀吉政権期の検討を行い、著書・論文・学会報告 の形で発表した。主な成果は以下の通りである。堀新・井上泰至編『秀吉の 虚像と実像』笠間書院、二〇一六年(堀・金子・遠藤が執筆)。矢部健太郎『関 白秀次の切腹』KADOKAWA、二〇一六年。金子拓「豊臣秀頼の諱をめぐる 史料」『古文書研究』八一、二〇一六年。遠藤珠紀「誠仁親王の死去と「陽 光院御登遐記」の成立」『古文書研究』八二、二〇一六年。
 なお申請時には二〇一五年度が最終年度の予定であったが、補足調査等の ため、所定の手続きにより期間延長を許可されたものである。
備考